風の森通信 第2298号
南部鉄器鉄瓶
〝南部鉄器鉄瓶〟を使い始めてから約60年ほどになります。
形や文様が好きで毎日愛用しています。
この鉄瓶で沸かした白湯から摂取できる鉄分は、体に吸収されやすくたくさんの効果があるとされています。
・自立神経を整える
・内臓を優しく目覚めさせる
・新陳代謝を上げる
・毒素排泄力を高める
・美肌効果
・リラックス効果
・腸の働きを促す効果
日本では昔から白湯を飲むことは、医学療法の一つとして用いられてきました。
南部鉄器鉄瓶の地紋として「霰(あられ)」が昔からの定番模様。
でも実際よく見ると霰紋よりもっと細かな紋様です。
菊花紋もしくは九曜紋にも似ていてさて、、、
規則正しく整然と並ぶ文様の一つひとつが全て手作業によって施されていて、その美しい仕上がりは職人の技術力の高さが感じられます。
箱と箱書きが無いので製造会社名や作者名が分かりません。
保管されていた箱が無いのは誠に残念!!
南部鉄器の主産地は岩手県盛岡市と奥州市。
江戸時代の南部藩々主が、京都から釜師を招いて茶の湯釜を作らせたのが始まりです。
南部鉄器の材料は銑鉄(せんてつ)が主原料。
どっしりとしていて見るからに質実剛健!!
素朴でありながら、使う度に深みのある味わいを楽しむことができます。
毎日お湯を沸かしながらお茶やコーヒーを飲んだり白湯としても飲んでいます。
岩手に旅したときは必ず鉄瓶を見るのが楽しみです。