風の森通信 第2361号
“カルミア”
なんとも変わった花です。
蕾は金平糖、開花すれば傘をひっくり返したような五角形の花姿。
梅雨入り前に
「傘を忘れないように」
と言いたげに毎年この時期に、犬小屋の前の門扉のところに咲いてくれます。
八分咲きと言ったところでしょうか。
20年以上前に、親戚のS叔母さんからいただいてきた苗木が2m以上の樹高になりました。
S叔母さんがお亡くなりになったのが大震災の冬の時だったのでもう十三年目。
“年年歳歳花相似たり” 対句は
“歳歳年年人同じからず”
人の世は変わりやすいものですが、自然は何も変わることはありません。
家庭菜園に出かけようとしたら急に雨が降り出してきて、家庭菜園で予定していた作業はあきらめるしかないようです。
体を休めろという合図なのでしょうか。