山寺芭蕉記念館「市民茶会」
■日時 平成19年7月29日(日)
■場所 山形市山寺芭蕉記念館 芭蕉堂
■席主 山形県立山形中央高校茶道部
山寺芭蕉記念館での「市民茶会」は、財団法人山形市文化振興事業団が主催し、冬期間(12月〜3月)を除き毎週日曜日を中心に、山形県内の各流派の皆様方が担当し開催されています。
山寺(宝珠山立石寺)は、慈覚大師円仁により開基された霊場。
本堂の根本中堂には本山である比叡山延暦寺から移し灯した「不滅の法灯」が、千百余年ほのかな明りを灯し続けています。
その後俳聖松尾芭蕉が元禄2年(1689年)に山寺を訪れています。
山寺芭蕉記念館の一角にある芭蕉堂は、全山が一望できる南側の高台にあり、立礼席として多くの市民の方々や、観光客の皆様方にもご利用いただいているものです。
今回の「市民茶会」は、山形県立山形中央高校茶道部の皆様方が席主となりました。
茶道部員の2年生と1年生18名がお席を担当しました。
3年生の4名は、大学受験を控えていたこともあり受付を担当されたとのこと。
茶道部全員が浴衣を着てのお出迎えです。
■ 立礼席
床 大徳寺蔵雲寺住職矢野一甫和尚賛
花火の絵 涼風
花 紫陽花、矢筈芒
花入 宗全籠 畑中鳳山造
香合 団扇香合 博造
釜 富士釜 菊地政光造
風炉
棚 淡々斎好 御園棚
水指 江戸切子
茶器 蒲の穂に蜻蛉蒔絵棗 輪島白漆
茶杓 志賀宗秀作 銘 夏祭り
茶碗 御手本 平茶碗 白 朝顔
小倉寅介造
替 平茶碗 色絵 ほたる
東山深山造
建水 木地曲
蓋置 薩摩焼 青海波
御茶 好古の白 上林春松
菓子 金魚すくい 風雅の国製
菓子器 ガラス皿
煙草盆 宗旦好 手付盆
火入 織部
花入は山形県遊佐町の人間国宝畑中鳳山造、そして釜は山形の釜師菊地政光造と地元作家のお道具が並びました。
テーマは夏祭り。
浴衣を着て団扇を片手に祭りに出かけました。
夜空には花火が打ち上げられ、出店には金魚すくいなどが並びます。
道を少し外れると、蛍も飛び交い虫籠には花と一緒に蛍を何匹も捕まえることができました。
祭りの後の帰り道、涼しい風が通り過ぎていきます。
蝉の鳴き声を聴き夏祭りの趣向のお席では、お客様から「きれいなお菓子で食べるにはもったいないわね」「金魚がなかなかすくえません」「清々しいお手前ですね」との声。
席には約30名のお客様。
遠く奈良や東京からもお客様がお見えだったようです。
窓の外は、山寺の全山を見ることのできるすてきなお茶室でした。
写真左側が学校茶道で教えていただいている茶道裏千家正教授の志賀宗秀先生。
志賀先生は宝紅会専務理事そして事務局長をされ、山形中央高校茶道部には月3回のお稽古とのことでした。
志賀先生が担当されてからは、やる気のある部員がいっぱい増えたとか。
お茶杓は志賀先生のお手製で銘は夏祭り。
お茶おいしゅうございました。
夏祭り楽しゅうございました。
志賀先生には写真撮影並びにホームページ掲載のご了解もいただきました。この場もお借りし改めて感謝申し上げます。
近々山形県新庄市で開催予定の、県内高校茶道部の合同茶会も楽しみでございます。
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