風の森通信 第437号


茶道


 「お茶をやるのは自分を自然に近いところに置いて、その自然に自分を合わせて楽しむこと」

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 昨日今日と、年に一度の人間ドックを受検してきました。
各種の検査を受ける間というのはまったくの自由時間。
毎年、買っておいた本一冊を持っていって読みきることにしていましたが、今年は茶道についてゆっくり考えてみることにしました。

 転勤生活を終え仙台に戻ったのが五年前。
そして斎藤先生の門を叩くことができたのもその時です。
流れるような所作の美しさと、その雰囲気やお茶の味に魅せられたこと、季節ごとのお花やお軸、お茶碗やお茶杓の銘に興味を持ったものでした。
それは今でも変わりません。
五十歳を過ぎてからはじめたお稽古。
五年前は何の心得もなく、斎藤先生から一から手取り足取り教えていただくことができました。
そしてお稽古の段階で許状をいただきました。

「何を許されたのですか」
「茶道に入門することです」

小習(こならい)の許状をいただいた時、斎藤先生からの言葉が今も耳に残っております。
この五年の間で教えていただいたことはたくさんあります。
感謝、思いやり、簡潔、積極そして心の充実でしょうか。
そして四季それぞれの自然をいかに楽しむのかということも。

「何故茶道をやるのですか」
「何故正座するのですか」
「何故お花を荘るのですか」
「何故お軸を掛けるのですか」
「何故お道具組があるのですか」
「何故お菓子なのですか」
「何故お点前があるのですか」

と聞かれたら冒頭の言葉で応えたいと思っています。
諸先輩から言われるでしょう。
「ずっとこれからも長い先があって死ぬまで勉強です」
でもいつか自分は死ななければならないことを考えれば、区切りとして自分の意識なり考えをきちんと持っておかなくてはならないと思っています。
お茶は終わることを見据えてのもの。
消極的になることではなく現実的なものとして、日常に係わらせながらお稽古に励みたいと思います。

「どうして茶道をやるのですか」
「お茶をやることによって心を正し、自分の生き方にも反映させていくことができればと思っています」


 私は何故かX線を受けると体が疲れてしまいます。
体が弱ってきているからでしょうか。
前回までのブログや日記にいただいたコメントへのお返しをしなくてはならないのですが、今日は申し訳ありません早めに休まさせていただきます。

和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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 「思いを言葉にしてみる」

 冒頭の言葉は、お茶会のお席で先生方のお話を総合的に取りまとめたものです。
これまで私が席入りした回数は限られたものでしかありませんが、自分で感じ取ったものを言葉にしてみました。

  「思いを言葉にしてみる」

常に自分に言い聞かせていること。
その言葉を意識して書いたり音にして表現しているのか、それともやっていないのかでずいぶん違ったものの見方や感じ方ができるものです。
お茶をはじめてまだ5年しか経って私ですが、思いを言葉にすることでその人の真心を思い出すことがでたり、忘れて風化してしまう思いを少しでも食い止めることができるのだと私は思っています。
「ちょっと知っている」ことはまったく知らないことと同じ」と坐忘斎お家元から先日家元を囲むつどいの中で教えていただきました。
その内容はどの程度まで知っているかということもありますが、「ちょっと知っている」ことの積み重ねもまた大切なことのように思います。
残り少なくなってきた時間の中で、悟りきることなど到底叶わぬこと。
知ることを少しでも大切にすることによって、体が覚えてくれるのだと信じています。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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