風の森通信 第447号


秋の「しばた茶会」


   日時:平成19年11月11日(日)午前10時30分~
   場所:宮城県柴田町 如心庵
   主催:柴田町民茶会運営委員会

 如心庵は織田有楽斎(1547~1621)がつくった茶室国宝「如庵」の写しです。
平成6年4月、しばたの郷土館内に開席されました。
柴田町のほぼ中央あり、月釜をはじめ町民のお茶会などに広く利用され親しまれています。
下の写真は如心庵の腰掛待合からの眺め。

photo_19111110.jpg

静かに雨にぬれる紅葉の風情が深閑としていて、心洗われるものです。

濃茶席
     主  裏千家 高橋先生

・寄付 床  大道和尚絵賛 栗絵 深秋
・本席 床  耕月和尚筆  松無古今色   
     花  初嵐
     花入 淡々斎好 鶴首
     香合 坐忘斎家元好 大樋 亀甲

photo_19111111.jpg

 松に古今の色無し
めでたい常磐木の松を讃えた語。
松の緑は四季を通じ、千歳を経ても変わることなく常に青々とした緑の葉を茂らせ、万古不易の常緑を尊びます。

 花は椿で初嵐。
六角の鶴首に入れられ楚々とした花でございました。
蕾は極薄いピンク色で、咲ききると白色になるといわれるもの。
少し咲きはじめていて一重中輪でラッパ咲き、花びらが少し波打っておりました。冬が早く訪れる東北では、これからの季節ちょうど咲きはじめてくれます。

 茶道口からみた点前座。

photo_19111112.jpg

炉の前かどに中柱を立てて、板をはめ込み、火頭形にくりぬき明かりを入れているのも特徴でしょうか。

釜      阿弥陀堂
水差    唐津
茶入    朝日 鹿背
茶杓    誠堂和尚作 銘 慶雲
茶碗    萩
 替     赤
 蓋置   竹一双の内 大亀和尚在判
 建水   毛織
御茶    瑞仙の昔     井ケ田園詰
菓子    山路         日下菓子店製

photo_19111113.jpg

 他に茶道口の右手には鱗板(うろこいた)、左手には洞庫(どうこ)が備え付けられています。
窓としては、下地窓、下地丸窓、突上窓、連子窓(れんじまど)、有楽窓(うらくまど)など室内に入り込む光りの量をいろいろと工夫されているのも特徴のようです。
壁面には古暦が使われいて、席入した場所の暦を読んでみる楽しさもあります。

 近くにある船岡城跡公園では例年菊祭りが開催されておりましたが、今年から取りやめになったとのこと誠に残念なことです。
しかし広間薄茶席の玉川遠州流伏見先生のお席では、たくさんの菊の花のお道具が並び、楽しまさせていただくことができました。
おいしいお茶をいただきながら、柴田の町の晩秋を楽しむことができたのです。  (冨樫) 


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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