風の森通信 第453号


屠蘇散(とそさん)


 親しい薬剤師のW氏から、紅花入り延寿「屠蘇散」を頂戴してきました。

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家に帰ってきて、この袋の中に入っている薬草を見て昔のことを思い出したのです。
父がひとりで大晦日にお屠蘇の準備をしていたことを。
あまり酒は飲めない父であったが、お正月のお屠蘇の準備だけはいつも父がしていました。
漢方薬を何種類か混ぜ合わせて作っていた記憶があります。
今になってはどんな薬草だったかなど知る由もありません。
お正月になると父は小学生の私にも「風邪も治るし100歳まで長生きできるからのんでごらん」と言って少しだけのませてくれた。
そのころお酒は甘いのは既に知っていたが、お屠蘇となると独特の味と香りがあったのを不思議なもので今になって思い出しました。「養命酒」に近い味だったのではないだろうか。
最近思い出すのは、何故か小学校6年以前のものが圧倒的に多い。感性が育っていた頃の自分の記憶がこの「屠蘇散」を見てふいに思い出したことになります。
「屠蘇散」で昔の父の思い出とようやく結びつき、お正月の楽しかった思い出の一つとして甦ってきたのです。

 私も父と同じようにお屠蘇を準備してみたいと思っています。
お屠蘇だけでも「自分の味」にしてみてもいいのかもしれない。
とは言っても作り方はいたって簡単で 「屠蘇散」はこの季節薬局などで簡単に手に入るようです。一袋を三合から五合の清酒に入れ、一夜冷たく浸せば翌朝からいただけるというもの。

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無病息災、福寿招来
松の内だけでもチビチビやってみたいものです。
大晦日の楽しみな仕事が一つ増えました。


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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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