風の森通信 第454号


「こども茶会」


 ・ 平成19年12月23日(日)午前10時00分~12時00分
 ・ 宮城県大崎市    祥雲閣    「こども茶会」
 ・ 祥雲閣茶道連盟  会長 中本宗芳氏 (裏千家)

 今回の例会は「平成19年度文化庁委嘱事業伝統文化こども教室」のひとつとして、宮城県大崎市で開催された「祥雲閣茶道こども教室」に参加してきました。
 この教室は6月23日に開講し、これまで12回のカリキュラムが組まれ、盆略点前を中心に挨拶のしかたやおもてなしのしかたなどに取り組んできました。
参加者は小学校3年生と4年生で、6班42名の参加。
ご指導いただいた先生は、裏千家の12名の先生方で行われてきました。
今回は「こども教室」の閉校式。

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 今日の閉校式には生徒たちが通っている小学校の校長先生、お父さんやお母さんなど総勢約200名近くの参加者でにぎわいました。
主役は子供たち。

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子供たちからは「こども教室」に参加しての感想や感謝のことばが贈られました。
祥雲閣茶道連盟会長の中本先生から、「こども教室」参加者全員に修了証書が授与されるとともに、ご指導いただいた先生方から手作りの帛紗もプレゼントされました。
閉校式終了後これまで学んできたことをご披露するため「こども茶会」が和室で開催されました。

・和室
 
  床     大徳寺 立花大亀老師筆 日々是好日

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   花     白玉椿、つくばね
   花入   備前

真っ白な白玉椿が私たちを迎えてくれました。

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正面に座っているお父さんやお母さんの目を見て
    「お菓子をどうぞ」
クリスマスを前に、こんなかわいい主菓子が運ばれてきました。

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  銘 「Happy X’mas」    一心堂製

お菓子や陰出しのお運びは、他の班の生徒たちが担当しました。
教えていただいた盆略点前の所作が、ゆっくりそして丁寧に進みます。間違うこともなくおいしく点てることができました。
お父さんやお母さんも、お茶室で子供たちから点てていただく薄茶は初めてのこと。

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   「お点前頂戴いたします」
お父さんたちの顔を心配そうに子供たちがのぞきこみます。
    「おいしい」
子供たちは緊張から解放されて笑みがこぼれます。   
    「よかった」

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お茶会も全て終了し研修室で記念撮影です。
写真は第4班から6班までの子供たち。
後方3列目一番右側が中本宗芳先生。

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 和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」例会として、初めて「こども茶会」に参加させていただきました。
当初20名の参加者で企画されたとお聞きしましたが、市町村合併もあって希望者が一気に42名の申し込みがあったとのこと。
祥雲閣茶道連盟の先生方そして祥雲閣事務局の方々も、申込者全員を受け入れていくということで大変なご苦労があったようです。
広い地域となった大崎市の中で、古川、鹿島台、三本木、松山などの各地区から、申し込まれた生徒たちがお父さんやお母さんが運転する自動車などで、一回も休むことなく子供教室に通いました。
 子供たちのお点前を見ていると、12回のお稽古だけで習得されたとは思えないほどの美しいお点前でした。
お茶室という空間にいて、最も美しい形で道具を取り最も美しい形でお茶を点てる。
緊張感があったり、軽やかな動きがあったり。
ご指導いただいた先生方のご苦労も大変なものだったと思います。
お点前が少し間違っても、よりおいしく点ててあげたいと思う気持ちと、お父さんお母さんたちの感謝の心でお茶をいただくという気持ち。 所作の美しさも大切なことですが、それ以上にお茶はお互いの気持ちがつくりあげていくということを改めて学ぶことができました。
お父さんやお母さんたちの温かい眼差しが今も心に残ります。
見ていた私までもが背筋がしゃんとなりました。
真剣に点ててくれた子供たちには感謝です。

 閉校式に参加されたお父様から感想をいただくことができました。
「最初申し込んだ時は続くかどうか心配でしたが、私たち親も一緒になってやってこれたのが良かったと思います。お手前をきちんと覚えることは大切なことだと思いますが、それ以上に正しい挨拶のしかたや、将来社会に出て行くときお茶会にも気軽に参加できようになってもらえたらと思っています。」

 「こども茶会」終了後、中本先生からもコメントをいただきました。
「日本の伝統文化をこれからの子供たちにきちんと継承していきたいと思っています。世の中が欧米化し、その中で子供たちの行いが少し乱れてきているといわれますが、あるべき行動や振る舞いというものを、お茶を通して浸透していって欲しいと願っております。今回参加された子供たちの中からまたお茶を継続してやってみたいという声が出ていることもあり、これからもその声に応えていけるよう取り組んでいきたいと思います。」

 中本先生からいただいたコメントは、私たち和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」の大きな目的の一つです。
今回の「こども茶会」を参考にさせていただきながら、私たちも活動を続けていきたいと思っております。今回の例会開催にあたり、祥雲閣茶道連盟の中本先生、吉岡先生、和久先生そして祥雲閣事務局の皆様方には大変お世話になりました。
この場をお借りしまして御礼申し上げます。 (冨樫)  
                   



 先週土曜日は今年最後のお稽古でした。
「行之行台子」そして「台子薄茶点前」
去年の今頃と比べてどれだけ進んでいるのか甚だ心もとないものです。
初釜は年明けて1月6日(日)午後1時からです。


和の学校仙台分校へどうぞ

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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