「春の茶会」
・ 平成20年1月14日(月・祝)午前13時30分〜
・ 宮城県仙台市青葉区 さくら野百貨店 「春の茶会」
・ 茶道裏千家淡交会 宮城支部
さくら野百貨店「春の茶会」が今年も1月9日(水)〜14日(月・祝)まで6日間開催されました。
9日は表千家同門会宮城県支部、翌10日は大日本茶道学会仙台支部、そして11日〜14日までは茶道裏千家淡交会宮城支部がそれぞれ本席並びに野点席を担当され釜が掛けられました。
店内には琴の音が流れ、本席の入口には繭玉荘りが取り付けられるなど、小正月にふさわしい飾りつけです。
■本席
主 遠藤 宗澄 氏 (裏千家)
床 淡々斎色紙 松画賛 鶴舞
花 千両、水仙
花入 銀彩
香合 獅子
棚 誰袖棚
釜 口糸目
水指 十錦手
薄器 輪島
茶杓 小堀卓巌作 銘 福寿
茶碗 清閑寺窯
替 朝日
御茶 青松の白 大正園詰
菓子 初日 九重本舗玉澤製
水指いちめんに描かれた梅の花が、黒地の中に浮かびあがり印象に残るものでした。
遠藤先生から、中国清朝雍正年間の粉彩のものを十錦手ということを教えていただくことができました。
■野点席
主 小池宗昌 氏 (裏千家)
短冊 大徳寺松源院 泉田宗健老師筆 祥雲繞寿山
祥雲(しょううん)寿山(じゅざん)をめぐる。
祥雲はめでたいことがおきる前兆としてあらわれる雲のこと。
五彩を放ちながら甘露の雨を降らすといわれるもので、長寿の象徴とされる寿山をとりまいているという。
新春にふさわしい短冊でございます。
花 蝋梅、侘助椿
花入 青竹鷽切
黄色の蝋細工のような光沢を持つ小花がなんともかわいらしく、咲いたときの芳香を思ってしまいます。
椿の中でも小輪で楚々とした花姿が侘助椿。
竹の緑の中に花の蕾がそれぞれ彩りを添えています。
花入は花窓が斜めに大きく切られていて、鷽(うそ)という鳥の太い嘴の形に似ています。
太宰府天満宮で執り行われる「鷽替神事(うそがえしんじ)」にちなみ、この青竹で昨年の凶をも嘘にして、今年の吉に取り替えさせていただきますと小池先生からお話しをしていただきました。
大勢のお客様の前でお点前が進みます。
釜 三瓢
棚 御園棚
水指 四季草花
薄器 浜松蒔絵
茶杓 大亀老師作 銘 清新
茶碗 薩摩 宝尽
替 赤磁 紅梅
竹林
蓋置 突羽根
建水 口糸目
御茶 翠芳の白 井ケ田園詰
菓子 千代結び 九重本舗玉澤製
お道具が松竹梅と揃いました。
新春を寿ぐおめでたいお道具やお菓子で楽しむことができ、おいしいお茶をいただくことができたのです。
最後に小池先生から、今年もよいお年でありますようにとご挨拶を頂戴しました。
今回の例会は、「春の茶会」の最終日。
会場のあちらこちらで「明けましておめでとうございます」「今年もよろしくお願いいたします」と新年の挨拶を交わす光景が多くみられました。
正月の挨拶は、清々しくそして改まった気分になるものです。
お席では一年の始まりに相応しい縁起の良いお道具などが並びました。
正月というのは、私たちが日本という国やこれまで受け継がれてきたさまざまな伝統を、最も意識する季節なのかもしれません。
成人の日、仙台市青葉区大崎八幡宮どんと祭といろいろな行事と重なりましたが、会場は終日華やいだ雰囲気の中多くの参会者でにぎわいました。 (冨樫)
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