風の森通信 第483号


香に包まれた日


  散り終えて新しき芽が萌え出でむ微かなれども香ただよふ 

                     平成20年4月26日 冨樫通明

 桜の花は散り終えてしまいました。
葉桜に色を変えながらも香りが漂ってまいります。
足元には春の花々が咲き出してきました。

photo_20042600.jpg

家の前の花壇に出てみると、春の香りがいっぱいで両腕には抱えきれそうにありません。外に立っているだけで体が春の色に染まってしまいそうです。

 今日のお稽古は且座之式。
聞香炉の準備は私が仰せつかりました。
灰押という細い扇形の金属板に柄の付いた道具を使って、香炭団を埋めた灰を富士山型に整え、正面に筋を付けてできあがり。
私が折据からとった札は月。
正客となった私は香をたく役となりました。
香盆に重香合や銀葉挟(ぎんようばさみ)香箸などは既に準備がしてあり、香木は真那賀(まなか)。
積み出し港の地名又は産地がマラッカで、味は無味なのだと齋藤先生からお聞きしました。
盆中の銀葉挟で香炉の灰の上に銀葉を置き、右手の薬指で銀葉を軽く押さえ香包の中の真那賀を香箸を使って銀葉の上にのせます。
香箸の持ち方が正しくできないと、香箸で厚さ1ミリ程度の香木を挟み銀葉の上に置くのは至難の技。
聞き筋が正面のままで試し聞き。
さわやかな香りが漂います。

photo_20042601.jpg

お香を取り入れたものとして他に香付花月というものがあって、その香名を使い短歌や俳句そして詩を記するものもあるとか。
私にとっては夢のような花月があることを知りました。
こうして香りに包まれた一日を過ごすことができたのです。


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テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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