風の森通信 第505号


さくらんぼ茶会

 和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」第36回例会を、去る6月22日(日)さくらんぼの収穫の季節にあわせ開催しました。報告が遅れておりましたがその内容等をご報告いたします。

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折りしも山形市清風荘では「鈍翁茶会」が開催されました。
その帰りに寒河江市まで足を延ばしていただいたお客様などで、終日多くの参会者でにぎわいをみせました。

 ■平成20年6月22日(日)午前11時00分~
 ■山形県寒河江市      臨川亭広間
 ■茶道裏千家淡交会     山形支部 
 ■席主              武田 宗泰 氏

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待合床    速水宗達筆  団扇  朝水汲花清 

本席床    紫野大亀老師筆  松風一啜  (しょうふう いっせつ)

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 霊峰月山の多くの谷々から響き渡ってくる松風をひと啜り。
お茶もいただきそして松風すらもこのお席で啜るという。
風の強さやその方向、そして吹いている時間など選ぶこともなく松風をいただく。
自然と一体となった境地であろうか。
釜の湯のにえる音も五感でいただけるものなのかもしれない。

   花     鳥足升麻、源平しもつけ、紅花大根草
   花入   桂川竹籠(白竹)          誠山造

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   香合   蜑小船香合             幸清造

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    風炉先  竹張  琴風          竹峯造
   棚     行雲棚
   風炉釜  唐銅風炉切合         大西浄林造 
   水指    唐物清花牡丹唐草文    景徳鎮窯清朝中期

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   薄器   住吉蒔絵             清瀬一光造
   茶杓   誠中斎作   銘 三千丈
   茶碗   黒織部(沓形)          瀧口喜平爾造
    替    安南呉須(福文底蛇目)    旧ベトナム北部産
    〃    蒸子花
   蓋置   松葉(曲わっぱ)         橋本萬象造
   建水    モール累座建水         金谷浄雲造
   茶     初緑                森半詰
   菓子   紫陽花               わかつき製

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   菓子器  仁清水玉透し          田中香泉造
    莨盆   神代杉(櫛形)         吉田宏介造
    火入   染付狂言袴           須田菁華造
    数茶碗  紅花と蔵王            加藤利昇造
   紙敷                       山崎吉左衛門造

冷やされた菓子器に出された紫陽花はおいしくいただくことができました。

 ■席主のことば

   『涼を求めて』

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      「生命をはぐくんでくれる水
       茶の湯になくてはならない水
       今日は月山の名水でお茶を点てさせていただきます
       故郷の大きな恵に感謝しております」
    



(会員の感想)

 さくらんぼ狩りと一緒のお茶会が毎年楽しみです。
年齢を感じさせない武田先生の元気なお姿にいつも力をいただいております。
今年のテーマは「自然の恵み」だったのでしょうか、また来年のお席も楽しみです。(藤)
 一席が十五人ほどのお客様だったでしょうか。
武田先生のお話がよく聞えるのは誠にありがたいことです。
梅雨の季節の水と風を楽しむことができました。
毎年、武田先生から直筆の会記をいただき感謝申し上げます。    (冨樫)


和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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仲良しさくらんぼ♪

冷えひえの「紫陽花」は、目にも涼しいですね。
数茶碗が「紅花と蔵王」なのも山形らしくて素敵ですね^^

山形ならでは!

★Sangoさま
 地元の作家の数茶碗でお茶をいただいてまいりました。
「紅花」も「蔵王」も私の故郷山形を代表するものばかり。
そんなお道具でいただくお茶は大変ありがたいものです。
コメント誠にありがとうございます。

寒河江なつかしい。

お茶席のご婦人?
ちっちゃくて、まるっこくて、
キリリと背筋。。。
お茶してる方は違いますね。

夏の着物もいいですね。。。

先生の年齢は!

★ムッチャンさま
 こんばんは。
写真の先生の年齢は92歳の先生です。
お元気で毎年月釜を担当されております。
当然お点前をされているのはお弟子さんたち。
会記もご自分で筆で書かれて、いつも頂だいしてきます。
100歳までお茶会をやるということでしたので、来年もお会いする約束をしてきました。
いつもコメントありがとうございます。

お茶にはなくてはならないお水。
以前月山にいったときいただいたお水が美味しかったのを覚えています。

お茶でいただいたら最高だったでしょうね

夏でも雪が!

★さちりんさま
 真夏でも雪渓が残っている月山。
水もおいしく、ペットボトルに入れて販売されているほとです。
「名水」といえば、お茶の先生方は必ず朝早く水を採りに出かけて汲んできます。
そのご苦労を考えただけでも有り難いものです。
おいしい水に感謝です。

揺れたね・・・地震

なんだか、船酔いみたいな感じ。。。

寝不足です。

だいょうぶでしたか?

最近多いですね~

 ちょうど寝てからまもなくだったのでさすがにびっくりいたしました。
仙台では震度4だったでしょうか?
最近、地震が多くて変に揺れに慣れてしまっていたのですが、長い横揺れだったのですぐに飛び起きました。
しばらく地震情報を見てたり、親族や会社からの安否確認メールがあってそんなこともあり寝不足で、私も一日あくびの連発。
でも揺れのわりには被害があまりなくてよかったよかった。

突然のコメント失礼致します。
鈍翁茶会を検索していました所、お邪魔させて頂きました。

私共で作った紙釜敷  お使い頂いている写真 とても嬉しく思いました。

日本一の和紙の里、ここ越前でもこの紙を漉くのは私共一軒となり、伝統の重みを日々感じながら、仕事をしております一方で、絶やさず残していくには、現代的な使い方も必要かと考えます。コースターや菓子器などの商品も作っています。機会があれば、ぜひ。
楽しく勉強しながら、引き続き、拝見させていただきます。

和紙を利用する機会を増やしたいものです。

★ゆりさま
 はじめまして、コメントありがとうございます。
和紙を見たり使ったりする機会が本当に少なくなったように思います。
私が使う機会としてはお稽古での懐紙、紙敷、お茶事のご案内を巻紙に書いたとき、、、
そして和紙を見るのは掛け軸の本紙、炭手前で使う紙釜敷、真之炭手前で使う奉書、名水点で使う木地の釣瓶形水指に神・神性を表す幣。夏越祓いの時に神主さんが使う大麻、神社仏閣でいただく御朱印。それ以外にもあるかもしれませんが・・・
 家庭では障子紙、、、とかなり限られたものになってしまいました。
 最近話題になっていたのは小学校の卒業式の卒業証書が地元で漉かれた和紙を使ったとニュースで流れていました。
和紙を目にする機会がだんだんなくなってきています。
和紙の良さや利用方法がまだまだ知られていなかのかもしれません。
未来に残していきたい和紙でございます。
どうぞ末永くお作りいただきますようよろしくお願い申し上げます。


卒業証書

そうなんです。つい先日、卒業証書漉きが終わったばかりです。
全国で唯一紙漉き室がある小学校で、卒業生は芽掻きや剪定作業をして自ら栽培した楮を原料に、透かし入りの立派な紙を漉きました。保育園児のざる漉きから始まり→お面漉き→葉書漉き→表紙漉き→半紙流し漉きと、毎年紙漉きウィークにPTA紙漉き部の協力により、紙漉きを経験し、卒業証書・共同絵漉きで集大成となるんですよ。
今年も息子のお手伝いにいって参りました。そしてもちろん、私も同じ自分で漉いた卒業証書を持っています。
これが何十年も続いている事に、今になって支えてもらった地域の人の越前和紙への誇り、後継者への期待、を感じています。
制作に時間を費やし、発信という部分ではまだまだ不十分ですね。
また色々とお教え頂けたら、と思っています。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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