蚊遣り 蚊遣りにも昔の夏の匂いあり
H20.7.26 冨樫通明
毎年この季節、お稽古のお茶室に顔を出すのが蚊遣り豚。
煙の先には露地が広がります。

今日の仙台はまだ梅雨が開け切らないようで朝から曇り空。
最高気温も23度と涼しい夏です。
齋藤先生のお茶室は窓が開け放たれ、いい風が入ってきてくれます。蚊がいるからとこうして躙り口には蚊遣りが焚かれます。
今はクーラーがあり電気蚊取器があって、蚊遣り豚などほとんど見かけなくなってきました。
お客様の席には蚊取線香の煙が流れてきて懐かしい匂いです。
私にとって蚊取り線香の匂いは、昔の父や母の匂いそしてキャンプの匂い。
蚊取り線香が出回ったのは明治以降とか。
それ以前はよもぎなどを焚いていたのだとお聞きしました。
仙台の夏はこれから、そして期間は短いものです。
今日のお稽古は、真之炭、真之行台子そして洗い茶巾。

久しぶりに三つ結びをしてみました。
来週は葉蓋のお稽古とのこと、しばらく夏のお点前が続きます。
仙台市内で梶(かじ)の葉を求められる場所を、どなたかご存知ないでしょうか?
教えていただけませんか。
和の学校仙台分校へどうぞ
テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用
これも夏の風物詩のひとつですね。
懐かしい、、、最近は蚊取り線香もあまり使わなくなりました。
自然の風がやさしくて一番ですね!
蚊遣り豚、可愛らしいです^^
三結びというんですか、綺麗なお仕覆ですね。
★さちりんさま
蚊遣りは夏を代表する風物詩の一つ。
当然ながらマッチで点けました。
マッチもそういえばあまり使わなくなってきた一つでしょうか?
昔のお茶室は電気が無かったわけですから、当たり前といえば当たり前のこと。
便利な世の中になりましたが何か物足りません。
いつもコメントありがとうございます。
★Sangoさま
夏は暑いのがあたりまえのこと。
電気に頼りすぎていると、人間まで季節感がなくなってきてしまいそうです。
暑ければ暑いなりにしのぐ。
そのな対処策が夏らしいものといえるでしょうか。
団扇、浴衣、風鈴、簾、蚊帳、打ち水などいろいろとありますね~!
昔は当たり前のことでしたが、今はそんなことをするご家庭も少なくなってまいりました。
お茶でもいろいろな結びがあるようです。
このお点前では、このお仕覆を台の上に片付けるときにまた「片トンボ結び」があります。
結びもお花や動物などいろいろと楽しめるものです。
コメント誠にありがとうございます。
『蚊遣り』という言葉の響き、とても美しいですね^^
冨樫さんの選ばれる言葉の響きと、お写真の美しさにはいつもうっとりしてしまいます。
★joyさま
言葉は母音と子音の組み合わせ。
その言葉がもつ独特の雰囲気やイメージ。
そして明るさや言葉自体が持つ深浅があるのでしょうか。
「 か や り 」
ゆっくり声にして読んでみました。
濁音がなく清音だけの言葉はやはりいい響きです。
日本語の中でも「言葉の響き」は、感性豊かな日本人でないと理解できないところがあるのかもしれません。
コメント感謝申し上げます。
そういえば、蚊取り線香なんて・・・
久しく使った事無いです。
マンションだから?
マッチも家に無いかも?
ぶたさん 可愛いですね。
★ムッチャンさま
このぶたさん・・・最近なかなかお目にかかれません!
わが家でも電気のものが主流になってしまい、倉庫のどこか奥深くにしまってあるはず・・・
そうそうマッチも仏壇の引き出しに入っているはずです・・・
と、どれも所在がはっきりのいたしません。
今年の夏休みには、倉庫の片付けも一つの目標にいたします。
そう無料化のうちに!
コメントいつもありがとうございます。