風の森通信 第516号


月見の会

    
  通り雨過ぎて暮れゆく野草園月見の会に萩の咲き初む

  園内の萩もすすきも供えられ月見の茶会こよい十五夜

                         H 20.9.14 冨樫 通明

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■第50回萩まつり「市民月見の会」
■平成20年9月14日(日) 17時30分~19時
■仙台市野草園 芝生広場
■入園料無料(お茶席も無料)

 雨もあがった夕暮れ時、仙台市太白区茂ヶ崎にある仙台市野草園にて「市民月見の会」が開催されました。
月見の宴は、拝月に始まり武山城雪氏による和歌朗詠

   いづるまも 眺めてこそすれ 陸奥の

           月はまつしまの 秋の夕べは     伊達政宗

続いて篠笛や琴・尺八の演奏があり清らかな音色が園内に流れます。

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曲目は「月」そして「秋の七草」「乱」「月見草」「六段の調」
篠笛や琴の音色を聴いているとなぜか詩心を誘われるものです。
芝生広場の中にはお茶席も用意されておりました。

 ・床  泉田玉堂老師筆  短冊 挙頭見秋山

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 ・花    秋海棠、霜柱
 ・花入  淡々斎作 尺八 銘曲り瓢

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 ・釜    尻張             
 ・水指  琵琶             
 ・薄器  武蔵野蒔絵中棗   
 ・茶杓  石岡宗国作    銘荒城の月
 ・茶碗  菊の絵           
  替   萩と月            
  蓋置  三宝             
  建水  銀彩                

釜は竹の地紋で両の鐶付にはうさぎが顔を出してくれました。

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お席には多くの市民の方々が訪れ、琴の音を聴きながらお席でいただくお茶は大変おいしいものでした。
そして帰り際、東の空に月が顔を出してくれました。

   
和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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月見の宴、風流ですね!

華やぎに満ちた琴の音色もいいですが、
篠笛の音色・・・聞いてみたいです。
仙台は萩の花がよく知られていますが、
散りながら咲いている花は、よく似合うと思いました。
お釜にうさぎさん、
日本人の遊び心が素適ですね。

昨夜は日本中いたるところでお月見のお茶会が催されたことでしょう。
私も、薬師寺と唐招提寺にお邪魔してきました。
仙台のお茶会も覗かせてもらえてうれしいです。

天平の伽藍の向こうに昇る満月は、普段とは違ったお月様でした。

宮城野萩

★谷川雫さま
 ひろびろとした植物園内では、確かに篠笛の音色が一番似合うように思います。
谷川様のコメントを拝見させていただいた後、いろいろ音声登録を試みました。
なんとか聞いてもらえるでしょうか。
篠笛の曲名はたしか「月」というもので、山口千壽さんと山口千幸さんの演奏によるものです。
来年の「月見の会」も楽しみです。
コメントありがとうございます。

おもいを馳せる奈良の「月」

★ハレのははさま
 
>私も、薬師寺と唐招提寺にお邪魔してきました。

 私も奈良の都の「いにしえの月」を想いましょう。
さぞや大きな月ではなかったでしょうか。
いつもコメント誠にありがとうございます。

ステキなお月見でしたね!

お月様を眺めながら、心にしみる音、そして美味しいお茶。風情のあるお月見だった事でしょうねぇ~。静かに流れゆく秋を感じますね。こちらでも綺麗なお月様が見えました。今日もまん丸お月様が顔を出しています。岡崎先生のお席だったのですね。宜しくお伝え下さい。

素晴らしいですね~。

素敵な風情の秋のお茶会ですね~。富樫さんの お茶に対する 真摯な姿勢と お茶をとっても 楽しんでいらっしゃる様子が伺えて 素敵です。
私のいい加減な お茶のお稽古いつも反省です~。

お月様はご機嫌斜めで、暑い雲の中からお顔を出してはくれませんでした。

いつものように、下手な茶筅捌き(もはや捌きと言う物ではない)でお茶とお団子を淋しくいただきました。

満開の萩の花がすてきです。
満開でも、楚々としている様子が好きです。

立待月

★popyuさま
 月見の茶会のお席では、たくさんのお月見をすることができました。
でも実際の月見といえば、帰り間際に見えただけで実質10分程度でした。
「お月見、お月見」と騒いでいる私でさえ、そんな時間しか見ていないわけです。じっくり月を見る機会がなく、そんな余裕もなくなってきたというのが現実でしょうか。
でも今夜の月は「立待月」で、きれいなお月様でございます。
どれどれ、机の上にあるお茶碗で自服しながお月見をしてみましょう。
たしか柚子饅頭が残っていたはず・・・探してまいります。

楽しみ!

★white garden さま
 本当に楽しいお茶会でございました。
こうしたお茶会が普段に行われている仙台の環境には感謝です。
お茶は単なる知識や教養だけで終わらないところに面白さが出てくるのでしょうか。
いい歳になって始めた茶道もようやく5年を過ぎたばかりです。皆様方とは違って楽しめる期間はそんなに長くはありません。
毎週土曜日のお稽古は、楽しみでありながら真剣に先生と向き合ってご指導をいただいております。
お稽古ではお点前の手順だけでなく、感じ方や考え方そして生き方までも学んでいるような気がいたします。こんな歳だからこそ感じとれることなのかもしれません。
見えない形を所作にする、音にする、温かさにする、味にする・・・茶道は生きていくための一つの哲学なのかもしれませんね!
わけの分からない話になって申し訳ありません。
とにかくお茶は私にとって感覚的に楽しいものです。
コメント誠にありがとうございます。

こぼれ萩も・・・

★さちりんさま
 仙台では今夜の月はきれいに見えておりますが、千葉ではいかがでしょうか?
先程、私も台所からポットを持ってきて一人でお茶を点てて飲んでみました。
そして月を見るならと、部屋の蛍光灯を消してベランダに出て見てみました。
いただいた柚子饅頭の形や色にも見えますね~お月様は・・・
たまに一人で見るお月さまもよしといたしましょう!
 仙台市野草園は「宮城野萩」で有名なところです。
「市民月見の会」には夕暮れ時に伺いました。
暗闇の中にひとときライトアップされた萩は、それはそれはきれいな光景でございました。
萩まつりは9月23日まで開催されることになっております。
9月21日には「仙庵」でお席がありますので楽しみにしています。
その頃はこぼれ萩の景色も楽しみです。

篠笛の音色をありがとうございました

いろいろ音声登録を試みて下さったのですか!
ご厚情に・・・ありがとうございますm(_*_)m

胸の奥をしぼるような音色に感激いたしました。
ペルーでケナーという葦笛を聞いた事があります。
乾燥した高地で澄み渡って悲しかったです。
同じルーツのモンゴリアンでも日本では、
篠笛の音色は蕭々とせつなく、情緒を揺さぶられました。
観月の宴の華やぎから少し遠ざかった薄闇の中で、
聞かせていただいた気持ちでした。

お手数をおかけいたしまして、ありがとうございました☆

雨があがって良かったですね。
今年がラストチャンスだったのに参加できず残念でした。
萩のトンネルを抜けた先の、あのポッカリとした広場は
読書に良し、お弁当食べるに良し、昼寝に良し・・・
そして”月見”の茶会も素晴らしかったことでしょう。

ブログでこんな風に音が聴けるなんて驚きです!
すごいですね~!
篠笛の音もすぐそこで奏でているように聴こえます。
和歌朗詠も演歌調で(?)面白かったです!

素敵な催しですね

ご無沙汰しています。

14日はちょうど日曜で翌日もお休み。
各地のお月見の会に行かれた方も多かったことでしょうね。

うさぎさんの鐶付のお釜が、まさにピッタリですね。この季節を心待ちにしていたでしょうね。

大阪もすっかり秋風が吹いています。
今年はベランダにコスモスと萩の鉢植えを置いてみました。さて茶箱のお稽古でもしてみましょうか・・・。

秋ですね~

風流な。。。

お琴に和歌に・・・お茶会。
素敵なお茶会。

伝わってきます。

篠笛音色!

★谷川雫さま
 こんばんは。
谷川さんからコメントをいただき、初めて音声を組み込んでみることができました。
谷川さんのコメントがなければ、今回のように篠笛の音色などを何度も聴いてみることはなかったかと思います。私自身いい経験させていただきましたこと感謝申し上げます。
 改めて篠笛の音色を聴いてみました。
耳を傾けると、篠笛の音の暖かさや柔らかさを感じ取ることができます。
そして高い音色は澄んでいます!
編集の時感じたのですが、いかに高い音色であっても波形の振幅が一定だったのには驚かされました。
バックでは鳥の鳴き声が聞えてきたり、風が吹いている音までも確認ができました。
スタジオで収録したものではないその音色は、暗闇の中から聞えてくるように私の耳に入ってまいります。
コメント誠にありがとうございました。

音色が曲線を描きながら流れていく。

★ネリさま
 こんばんは。
車の音ひとつ聞えてこないこの大念寺山に、篠笛の音が響き渡り私の心の中の奥深くまで届きます。
近年さまざまな西洋音楽に接する機会は多いものの、日本の風土や文化そして歴史の中で育まれてきた伝統音楽に接することがでるのはなかなかないものです。
何年ぶりのことでしょうか。
その音色が曲線を描きながら流れていく様はたとえようもありません。
ネリさんが篠笛を吹いているのを想像してしまいました。
どうぞ東京に戻られましても、仙台の地を思い出していただければと思います。
残りわずかな仙台を楽しんでいただければ幸いです。
コメント誠にありがとうございました。

月点前のお席には。

★p子さま
 うさぎの鐶付にはつい見入ってしまいました。
うさぎがこんなところで顔を出してくれるとは思ってもみなかったこと。
О先生の一期一会のお席で、月をみながら楽しんでいただこうという思いが伝わってまいります。

 大阪でのお月見はいかがだったでしょうか?
月点前、こんな季節にはぴったりですね。
いわきで月点前のお席の時には、是非参加させていただきたいと思っております。
楽しみにしております。
コメントありがとうございました。

五感で感じる

★ムッチャンさま
 月見る夜の宴は、五感を最大限に楽しむことのできるような気がいたします。
目を閉じてみれば人の意識は自由に飛び回り、不思議な空間を作り上げてまいります。
そこに居るというだけで、予想もしなかったことや感動があるもの。
その場でしか得られない感覚。
本物の篠笛を聴く、一期一会のお席にいる。誠にありがたいひとときでございました。
コメント感謝申し上げます。

お茶の世界は本当に素晴らしいですね。
季節毎の御点前。心に染み渡ります。
穿った言葉が出てこないのが歯痒いです。
秋海棠もお茶席で使われると本当に素敵な主役ですね。我が家の庭の秋海棠に詫びなければなりません。

花と季節

★はるさま
 花はお茶室の中で唯一の生きているものです。
そして時々の季節を表すことができるものとしてとても大切な役目を担っています。
いままさに咲き始めようとしている時、咲き誇っている時、そして時間がたちしおれてきている時などいろいろな瞬間に私たちはその花と出会うことがができます。
それは生を感じる時、そして詫びを感じる時。
はるさん、お庭で咲いている秋海棠を室内に飾ってみましょうか。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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