秋雨落葉 紅葉前線も北から南へ下り、山頂から山里へと駆け下りながら多くの木々が秋色に染まってきました。
そして街の中も秋本番。
お稽古の帰りの夕暮れ時、泉パークタウン内のいつもの散歩道を車で通ると、昨日の大雨のせいでしょうか落ち葉が歩道に広がっていました。
車を降りて写真を一枚撮影。

さやさやと風渡りきて道の辺に枯葉は音もなく積りたる
H20.10.25 冨樫通明
今日のお稽古は台子での後炭手前、行之行台子そして薄茶点前。
これで風炉とはしばらくお別れです。
お稽古でいつも大切にチェックしていることがあります。
帛紗の四方さばきの時のこと。
その日の自分の心の落ち着き具合を、推し測ることができる一つの目安になっているような気がいたします。
そして改めてお点前の席に自分が今いるのだと思うのです。
久しぶりの行之行台子、これまで幾度もお稽古させていただいているのに、相も変わらず齋藤先生からいろいろとご指導をいただいています。
いつになったら完璧なお点前ができるのでしょうか。
半分諦めにも似た気持ちになるものですが、やってもやっても完成しないのは、見方を変えればそれは素敵なことで凄いことなのかもしれません。
毎週土曜日のお稽古で、ほんのわずかながらでも前進が出来るようにと、身も心も柔らかくしておきたいものです。
「水指の蓋は行のお点前だから置くのはこちらですよ」
「帛紗は下から三枚目でしょう」
齋藤先生のお声が聞えてきて、お点前の席でいつも緊張している自分なのです。
和の学校仙台分校へどうぞ
テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用
千葉の紅葉はまだの様です。今日見た百合の木の葉が少し色づいていましたが、鮮やか名色にはまだまだですね。
今日もお点前をしてらしたんですね。完璧なお点前もいいでしょうけれどそれでは先がないような。。。いつまでも、何かを追い求める方が楽しいと思います、、、(人ごとなのでお気楽なコメント)ごめんなさい。
お疲れ様でした。ゆっくりお休みください
やはり仙台では、もう秋色なのですね。
お稽古で流れる時間を味合わせていただきました。
「これで終わり」のない事は、
本当に素敵で凄いことなのでしょうね。
★さちりんさま
おはようございます。
私が住んでいる街のバス通りは、ユリノキが両側に植えられていています。植えられてから年数も経ったということもあり、高さもあっていい眺めとなってきました。
そのユリノキの葉もだいぶ黄色くなってきて、11月の半ばにはすっかり葉は落ちてしまいますので、それまでの楽しみでしょうか。
人生の中で、何か一つでも永遠に追い求めるものがあってもいいのではと思うようになってきました。
それを分かってお稽古に臨んでいることもあって変に力が入らず、そのことがお茶を楽しめることの一つの要素になっているのかもしれません。
いつもコメントありがとうございます。
★谷川雫さま
おはようございます。
朝夕寒くなってきましたが、いかがお過ごしでしょうか。
「これで終わり」がない茶道を、何故やっているのかも不思議なことのように思えます。お茶事などでもお分かりのように、一度の終りを前提にして、亭主そしてお客それぞれが事に立ち向かうことになります。それは一度完結することを見定めながら、お会いしている今に全力を注ぐことに他なりません。
一期一会とはそのようなことなのでしょうか。
お茶事が終わればまた「これで終わり」のない自分に戻ります。そうしているうちに自分自身が死に直面し、私の先生である齋藤先生がおっしゃるように「あの世でもお稽古に励みます」という言葉に辿りつくのかもしれません。
今の時代においてお茶は・・・もしかしたら書も終わりのない夢幻の世界なのではないかと思ってしまいます。
コメント誠にありがとうございました。