風の森通信 第533号
落ち葉
一面の銀杏の落ち葉を見ていると子らの声さえ夕焼けてゆく
H20.11.9 冨樫 通明
「くらくなるからかえるよ~」
「まってまって・・・いまいくから!」
小さな弟が姉さんに向かって走り出しました。
久しぶりに晩秋の松島そして山形へ一人で車を走らせてきました。
松島ではおいしい地酒と海の幸を買い求めました。
現在宮城県内ではディストネーションキャンペーンということもあり、瑞巌寺では本堂「室中孔雀の間」が特別に開放されていたのでさっそく拝見です。普段は目にすることのできない御本尊や、政宗公の位牌などが間近に見ることができました。襖絵も松・梅・楓の下で大らかに羽を広げる雌雄の孔雀が描かれていて、それはそれは豪華なもの。
この瑞巌寺特別開放は12月31日まで。
拝観の後、埋木(うもれぎ)書院でおいしい薄茶をいただいてまいりました。
それ後山形に向かい山田屋の「富貴豆」を手に入れる。
久しぶりの山形だったので、市内中心部にある紅宝庵を訪れてみました。いつ伺ってもおいしいお茶をいただけるお茶室。
深まりゆく山形の秋を楽しむことができたのです。
席主 稲村 宗花 氏
床 火炉頭無賓主
花 吉兆草、秋咲き万作
晩秋の和やかなお席。
二十人ほどのお客様であったろうか。炉の中の赤々と燃える炭を中心に、亭主もお客も隔てなく集いながらおいしい一碗をいただく。
もうすぐ山形の街でも雪が降りはじめてきます。
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