風の森通信 第566号


こぼれ梅
                

 最近メールやブログで全国各地から梅の花が満開になったと便りが届きますが、ここ仙台の街中では白梅がようやく一輪ほころんできたところです。
 月の第一日曜日は北山輪王寺で月釜が開催されます。
薄茶席では薄器として寸切の「こぼれ梅」を拝見することができました。
紅梅白梅が描かれていて印象的です。

photo_21030102.jpg

梅は昔からほころびそしてこぼれると表現されてきました。
他の花であれば咲くそして散るというのが一般的ですが、梅の場合は特別このように使い分けられてきたわけです。
春の花といえば今では桜ですが昔は梅が主役。
昔の人たちは梅の花に対して特別の感情を持っていたのではないでしょうか。
日本語の美しさそして繊細さに改めて驚かされます。
梅の花びらは桜と比べても小さなものです。
ひらひらと舞い落ちるのではなく、しんと澄んだ中にちらちらと音も静かに地面にこぼれ落ちるというイメージでしょうか。
三月になったというのに風はまだ冷たく、仙台でこぼれ梅となるまでにはあと幾日かかるのでしょう。


和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

非公開コメント

冷たい風のなか今日の梅の花は寒そうでした。

器の中に咲いている、紅白の梅は可愛らしくほんわりとした姿ですね。

確かに!

いつも、実家の庭に咲く梅は暖かさを感じそっとほおころび、いつしか枝から静かにこぼれおちていました。
きれいな言葉ですね(^^)

梅…日々暖かくなる嬉しさを教えてくれます。春のさきがけ、控えめにでも力強く、昔からずっとそうだったのかと思うと梅の木のように生きてみたいなぁ…と尊敬してしまいます(^^;)

明日は雪の予報です。

★さちりんさま
 明日の仙台の朝は雪の予報です。
外の梅の木々は、空の色やこの寒さにちょっと戸惑っているに違いありません。
先日届いた梅を玄関に飾りました。
見ていると長い時間をかけ花を開いていることに気付きます。
花の姿を見ているとそこだけが温かく感じられるのは、この寒さと色だけの対比ではなく花の持つ凛とした存在だからでしょうか。
いつもコメントありがとうございます。

ほころぶそしてこぼれる。

★ひっこりさま
 梅の場合はほころぶそしてこぼれる。
他の花であれば咲くそして散るとい表現されます。
姿や形は桜ほど大きくはなく小振りで清楚なもの、近くで見ているだけでも愛おしく思えるものです。
そしてその花の傍らにいるだけでいい香りが漂ってまいります。長く寒い冬を乗り越えてほころんだ此の花の香りは、心安らぐもので離れがたいものです。
人の生き方や在り方もまた同じでしょうか。
コメントをいただきありがとうございます。
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

リンク
ブログ検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

FC2カウンター
QRコード
QR
いくつになったの?

天気予報

-天気予報コム- -FC2-
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ