風の森通信 第576号
お花見
仙台は晴れ渡り、風もなく気温が14度と穏やかなお花見日和。
朝から桜の花が満開になったとラジオから流れてきたので、私の住むパークタウン界隈の桜を一巡りしようと車を走らせてみた。
最初に訪れたのが寺岡三丁目の谷間公園。
ここは道路が広いこともあって両脇には車が停められ、歩道は犬を連れた家族連れなどでおおにぎわい。花がピンク色をしているのでこの近くでは一番きれいな桜並木だと思っている。
だがここは人や車ばかりが目立ってどうも風情がない。
次に訪れたのが桂二丁目の通り。
この通りは人や車もほとんど通らず、公園の前に車を止めてお花見をすることができる。左側には桜の木が、右側には満開の白木蓮の木が植えられている。
この公園には小さな東屋もあるので、毎年ここで必ずお団子をいただくことにしている。
買ってきたのはつつみ屋の「ずんだ団子」
これがなかなかうまい。
ずんだはとは枝豆をすりつぶしたもので、宮城県内ではごく普通に見かけることのできるものだ。いつもは「ずんだ餅」としていただくのだが、この季節はやはり「ずんだ団子」に限る。
桜の花というのは不思議なものである。
毎年この季節になると必ず花を咲かせくれる。
自然の法則を学びながらも、ずいぶん昔のことまでもいろいろと思いだすことができる。それに咲くと思った瞬間から、もう散る運命だということを誰もが知っていて見ているということが。
今年もまた満開の桜を見ることができるのは嬉しいことそして有り難いこと。
桜には感謝である。
自分がこうして生き永らえていることも。
久しぶりに山形の兄から桜の写真が届いた。
山形藩初代藩主、最上義光公の菩提寺「光禅寺」(山形中央高の隣)の枝垂桜も今が満開のようだ。
そういえば忙しいことを理由に山形の墓参りに行っていなかった。
連休の前にはどうしても行かなくてはならない。
和の学校仙台分校へどうぞ
テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用