風の森通信 第582号


風を奏でる
 

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           風を奏でる      
                        H21.5.4 冨樫 通明 

    風に誘われた
    「散歩はいかが」

    散歩道の緑は日毎に鮮やかさを増し
    街全体が生気をよみがえらせている
    カメラをマクロにして近寄り
    ファインダーの中の新緑を覗き込む
    目が洗われるというのはこんな瞬間
    透き通るような緑の群れが揺れ
    その中にも緑の風が吹いていて
    新緑と新緑の色が重なる時
    子供の頃に見た緑の色を思い出す
    何枚も何枚も撮っていると
    緑の中に私の声をおき忘れたようで    
    新緑の中へ中へと潜り込んでいく
    緑の風とともに居る時間と空間の中で
    知るのは青空の深さと広さ
    新緑の下を通る人はみな美しい

    風が新緑を奏でる
    新緑も風を奏でる


    ■大きな写真はこちらから
     
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テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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奏でる。。。素敵な言葉ですね。
何時のまにか新緑が濃くなってくる季節になりました。
緑や風の奏でる音に耳を澄ませてみましょう。
そして、気配を感じましょう。

奏でるということ。

★さちりんさま
 奏でる、、、本当に素敵な言葉の響きですね。
奏でるという言葉は特にライアーやハープなどの弦楽器を弾く際によく使われますが、この詩の中では音としての響きだけではなく、言葉という狭い範囲のものでもなく、生きている物としての自己表現の方法だと思ったほうがよいのかもしれません。
あるものとあるものとが一緒にその場にあって、例えば音を共有したり、楽しさを共有したり、もしかしたら悲しささえ共有できるもので、必ず複数の物事が存在しなくてはならないということになります。
ここでは風と新緑、ライアーであればその音色を介在した弾く者とそれを耳を澄まして聴く者との関係でしょうか。
英語ではたぶん「play」という言葉一つで表現されるのでしょうが、日本語ではこの「奏でる」という言葉の響きを味わえることやその意味の深い言葉を使えることは、日本語を使える一人として幸せであることを感じております。
いつもコメント誠にありがとうございます。

きれいな若葉色ですね!

新緑の柔らかなピュアな感触が記憶の中の自分自身の柔らかな部分を呼び起こしてくれるのでしょうか…。幼い頃鬼ごっこや虫取りをした草原、初めて観察して感じた草花の芽生え。初ドライブ中見上げた雑木林の木々の緑。
子供の頃に見た緑の色…私の場合は近くの田んぼの緑ですね。もう少しして一面の緑を見る時、友達とおたまじゃくしをみつけたりした時間や、わざと自転車で回り道して癒された「青春」真っ只中の時間に引き戻されるのでしょう。
そして空を見上げ、風渡る緑を改めて眺め深呼吸するとき、その透明な優しさが心に浸み込んできます。
今度、私もカメラから「新緑」を覗いてみようかと思います。

いくつかの条件

★ひっこりさま
 こんばんは。
たくさんの緑の記憶のご紹介をいただき誠にありがとうございます。
その時々に緑の色が存在していて、きっと素敵な思い出ばかりでしょうね~それはひっこりさんご自身の人生を表しているのではないでしょうか。
自分が置かれている環境の色であったり、匂いであったり、気温であったり、形であったり・・・そんないくつかの条件の一つでもあれば昔の記憶が甦ってくるのかもしれません。

>そして空を見上げ、風渡る緑を改めて眺め深呼吸するとき、その透明な優しさが心に浸み込んできます。

この文書に似たものを私も感じる時があります。
私にとってそんな機会を得るための道具の一つがカメラ。
私もまたカメラでいっばいの物事をこれからものぞいていきたいと思っております。
いつもコメントをいただき感謝申し上げます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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