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風の森通信 第588号


「華鬘(けまん)草」
 

 先日のお茶会のお席で「華鬘(けまん)草」の花を拝見することができました。
家の庭にも咲いているのでデジカメで撮ってみました。

photo_21051611.jpg

なんともその花の姿が面白い。
華鬘とは花の輪をかたどった飾り物で、寺院のお堂の中で輪灯瓔珞(ようらく)とも呼ばれている。それは真鍮で出来ている佛具で、この花のような形のものが何段にもぶら下がっているものです。
別名「鯛(たい)釣り草」とも呼ばれていて、なるほど釣竿にたくさんの鯛がぶら下がっているように見えてきます。英名ともなると「Bleeding Heart」と穏やかではない名前が付いています。
視覚的にみた場合はどうも「ハート」の形に似ているます。
心臓から血が滴っているということのほうが分かりやすいのですが、それではお茶室にその名は相応しくありません。
やはり「華鬘草」や「鯛釣り草」と言ったほうが良さそうです。
宿根草なので毎年楽しめる花だが、それにしても不思議な花の姿です。


■少し大きい写真はこちらから

                
和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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けまん草、可愛いお花ですね。
けまん草はタイツリソウのことなのですね。
実は、タイツリソウが欲しくて、先日苗を買いに行ったところ、売り切れていました。きっと植え時だったのでしょうね。
育て方を調べてみましたら、鉢植えの場合も地植えの場合も、二年に一度は掘り起こして根を洗う事と書いてあったのですが、その方が良いのでしょうか。

もう咲いているのですね!

こんばんは!すっかりご無沙汰しています。お変わり有りませんか?
もうそちらではタイツリソウが咲いているのですね!家にもあるのですが、まだまだ先のようです。白と赤と両方有るのですが、どうも白は弱いようでなかなか増えません。家でも咲くのが楽しみです。

ハープ

たいつりそうは可愛い花ですよね。我が家にもあったのですが、いつのまにか途絶えてしまいました。
見方によってはハープの形に似ていると思いませんか。。。

寒さには注意!

★はるさま
 こんばんは。
庭ではどちらかといえば風とおしや水はけのよい場所にあるようです。仙台の場合は土が凍ることもありますので、枯れたら土をこんもりとかけてやって対策してやればよいようです。
家族の者が毎年場所をずらしているかもしれませんね。
毎年花を咲かせてくれるのが楽しみでございます。
いつもコメントありがとうございます。

ごぶさたでございます。

★popyuさま
 連休以来ではないでしょうか?
お元気でしたか?少々心配をしておりました。
お元気のようで何よりです。
わが家の庭の木々も緑も新緑の時期を過ぎ、これから緑の色が濃くなってきます。そんな緑の色に気をとられているうちに、花の姿がだんだんと見えにくくなってきました。
北海道ではこれからが春の花の季節でしょうか?
さぞや花の色が濃いのではないでしょうか。
日記の写真を楽しみにしております。
コメント感謝申し上げます。

庭には。

★さちりんさま
 このようなすずらんの花がこの季節にいつも花を咲かせてくれます。
そして毎年その面積を広げているようです。
ありがたいものです、こうして下駄を履いて外に出れば見ることができるのですから!
でもこうして大きくしてじっくり見ていると実に新鮮に感じられるものです。私の場合には、遠くに出かけなくてもこの庭でもいろいろなことが発見できそうです。
いつもコメントありがとうございます。

素敵な写真

私にとっては初めて見るお花です。
とても不思議な形ですね。
たしかに簪にしたら、可愛いと思いました。
めずらかで、愛らしく・・・
素敵な写真を拝見できましたp(*^-^*)q

「めずらか」

★谷川雫さま
 こんばんは。
「めずらか」とはまた珍しいお言葉。
はやり言葉を多く書かれている先生だからこその表現でしょうか。

>めずらかで、愛らしく・・・

言葉にして読んでみました。
私も機会があれば使ってみたいものです。
コメント誠にありがとうございます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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