風の森通信 第596号


梅雨の晴れ間
 

 仙台市青葉区作並温瀬戸原は仙台の市内から車で約40分。
車を降りると眼下には広瀬川の流れが見えてきます。

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そこは爽やかな風そして涼やかな風が吹いてきて、自分がそんな風の服を着ているのではと感じてしまうほどです。
鳥の鳴き声がよく聞こえてきて、空気が澄んでいるのがよく分かります。梅雨の晴れ間のひととき深呼吸をしてみました。

 今日訪れたのは森のミュージアム「賢治とモリスの館」
館までのアプローチは多くの薔薇が咲き乱れ、甘い香りが私たちを迎えてくれます。

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イングリッシュカーデンとして管理が行き届き、季節の花々を楽しむことができます。
館の中に入ると、19世紀末「アーツ&クラフツ」運動の祖ウィリアム・モリスのデザインによるロンドンのビクトリア&アルバート博物館のグリーンルームを模したティールームに案内されます。
モリスにまつわる本やタペストリー、絨毯、カーテン、ステンドグラスが部屋全体に飾られ、その中でおいしいランチや紅茶を楽しむことができたのです。

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食後にはこんな素敵な絵柄のカップでコーヒーを楽しむことができます。V&A社製のもので実に丁寧に描かれているものでした。

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窓からは優しい光が入り込んできて私たちを包んでくれます。
お食事や館内の見学など約二時間ほどゆっくり楽しむことができました。

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館主の大内先生は不在で残念ながらお会いすることはできませんでしたが、支配人の渡辺さまからは「アーツ&クラフツ」運動のことや、彼の影響を受けた宮沢賢治のことなどいろいろと館内のご紹介をいただきました。
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
カタクリの花が館の周囲一面に咲く季節にもまた伺いたいものです。


和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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ステキな場所ですね!

こんばんは!
緑が美しい季節ですね。ステキな場所へお出掛けでしたね。良いなぁ~!ヨーロッパの香りが漂ってきそうな感じです。ステキなリラックスタイムでしたね。こちらはお天気が続かず、雨ばかり!散策に行きたいところですが、ウダウダの日々です。

いい時間でした。

★popyuさま
 訪れたティールームでの時間の流れが普段とは違っているように思えました。
部屋の中にある家具や装飾も総て手作りの物ばかり。
紹介が遅れましたが「アーツ&クラフツ」運動とは、大量生産・大量販売・大量消費を批判し「役にたたないもの、美しいとは思わないものを家に置いてはならない」と主張し、手作りの美しさを生活に取り入れようとしたものです。
現在の日本の社会のなかでも大切だといわれながらも、企業の価値観が優先し伝統工芸などが軽んじられる時代です。買い手である私たちも安易に物を買わないで、いいものをいつまでも大事に使うことに心がけたいものです。
そんなことをすこしでも感じながらの時間はまたゆったりと流れるものでした。
コメント感謝申し上げます。

すっきりと生きたいと思うのですが、もったいないとなんでも身の周りにおいてしまいます。
自分の本当に必要とする物だけを置いて生活出来たら素敵なことだと思います。。

こんなに素敵な季節を感じながら素敵な時間を過ごせて良かったですね。

緑豊か、小鳥のさえずりの中での美術鑑賞、なんてなんて素敵なのでしょう。
ウイリアム・モリスは私の大好きなアーティストの一人です。グッズを幾つか持っています。写真のカップ、素敵ですねぇ。
宮沢賢治とモリスが関わりがあったとはまったく知りませんでした。
仙台に住みたくなりました。(^0^)

生き方までも変わるかも!

★さちりんさま
 余分なものは買わず必要なものを必要な量だけを買う、それもきれいなものだけを選んで。
自分が気に入ったものばかり買うわけですから当然大事に使うだろうし、それだけで身の回りはずいぶんすっきりするでしょうね。
一つですむところを、二つも三つもあるわけですから当然無駄なスペースもあって、居住環境を悪くしていることにもなります。マスコミの大量生産・大量消費のコマーシャルに惑わされることなく、自分の意思を強く持つことでシンプルライフそしてエコライフも実践できるというものです。
空間についても言えるのかもしれませんね。スペースができることによってゆったりとした安全で快適な生活空間が可能です。
大切なものそして美しいもの中にいる自分を想像してみたくなってくるのです。
コメントいつもありがとうございます。

緑したたる季節に、緑の薄衣をまとい、緑の風をあびて、、、
素敵な時間を爽やかにたゆたって、
うっとりするほど美しい時間をお過ごしになったのですね!
私もお邪魔してみたいなと思いました。
そして、美味しい紅茶にバラの花びらを一ひら浮べて、
飲んでみたいと思いました。

生活の芸術化

★はるさま
 昔ながらの生活スタイルと自然が身近なところにあるというこの館の環境は、「アーツ&クラフツ」運動を考える時、もってこいの場所といえるのかもしれません。
ティールームに置かれたテーブルや椅子をみているだけで、素材がもっている本来の特質を活かし、自然を手本にしているのではと思いたくなるものばかりです。それはいろいろと飾りつけられたものではなく、シンプルで機能的で美しく作られたものばかりでした。
それは生活の中での芸術化とでもいうのでしょうか。
機会がございましたら訪れてみてはいかがでしょうか。
それにしてもこのカップでもう一度コーヒーをいただいてみたいものでございます。
コメント感謝申し上げます。

優しい風に舞う

★谷川雫さま
 こんばんは。
緑のトンネルの下に車を止め、舗装もされていない道を歩き、門をくぐって庭園に入り歩くたびに自分がふわりと緑色の優しい風に舞っているのではと思ってしまうほどでした。
ティールームに入って、最初に出された紅茶の味は甘く薔薇の香りのするもので、この季節だけにしかいただけない味とのことでした。紅茶の銘は忘れてしまいましたが確かフランス製とのことでした。もし薔薇泥棒をして膝のところで持っていたら、薔薇の香りもまた一段と楽しめたでしょうね。
ランチは予約制で、一日に二・三組のお客様しか受け付けないのではと思ってしまいます。理由はテーブルが二つだけ、そして椅子も十脚ほどだったでしょうか。私たちが滞在したのは11時半から1時半までの2時間だったのですから・・・
素敵な空間で楽しい時間を過ごすことができました。
コメントありがとうございます。

素敵なところですね!

モリスは大好きです。モリスと賢治のつながり…しりませんでした。少し前にたしか東京か横浜かで…モリス展があったような気がする(都合がつかず行けませんでした)のですが、美術館で観るのと違い、肌で感じることが出来る素敵な空間なのでしょうね(^^)次回の仙台への旅にはルートに組み込みたいです!

アーツ&クラフツ展

★ひっこりさま
 1月下旬から4月上旬まで東京都美術館で「生活と芸術-アーツ&クラフツ展 ウィリアム・モリスから民芸まで」が開催され、これからの予定では愛知県美術館で8月中旬まで開催されるようです。
東京では「ミス・ポター」の映画も上映されていたとか・・・行ってみたかったですね!
宮沢賢治は、モリスの芸術思想に基づき「地人芸術論」をスタートしたとお聞きしています。農民芸術についても大きな影響をあたえたのでしょうか。是非、モリスと賢治をテーマに仙台の作並を経由し花巻に行かれるのもいいかもしれませんね。
私は最近V&A社のコーヒーカップなどが気になり始めているところです。
いつもコメント感謝申し上げます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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