風の森通信 第659号


「円」という字で清める

 

  大円真は大円盆と真台子で行う格外の裏千家奥伝です。
お点前の中で大円盆を清める際に、草の四方捌きをした後に「円」の草書体を書くという所作。
先生からは最初「く」を書いて続いて「つ」そして中央に縦二本、最後に左右を大円盆に沿って拭いて、お盆全体を清めるために字を書くようにとお稽古で教えていただいております。
その「円」の草書体がいままでよく分かりませんでした。
五體字類で調べてみました。

写真中央にある大きな字の右下にある字がそれにあたるでしょうか。略號表でみますと「右」は王 羲之(おう ぎし)、中国東晋の政治家・書家。書道史上最も優れた書家で書聖と称されています。
 本日の研究会でI先生が「円」の草書体を懐紙に書いてくださいました。
家に戻って思い出しながら筆で半紙に書いてみました、正確ではないと思いますがこのような字であったと思います。

いままで悩んできた「円」というより「圓」の草書体、ぼんやりとではありますが少しだけ分かってきたような気がいたします。

 それにもう一つ言葉を教えていただことができました。
「塗香(ずこう)」
揉み手の説明の時にお話があったものです。
修行僧が自分の身体に香を塗って、けがれを除く時に用いられるというものでした。お香を手で揉んで、そして口に含み、胸に両の手を当て、身・口・意の三業を清めるものだと教えていただきました。
塗香袋に入れて持ち歩くということも。
香道に励んでおられたYさんにいただいた香袋で、お稽古の前に「塗香」をやってからにいたしましょう。

 午後からは「香付花月」
香を聞き短歌を詠むことができる花月はやっぱり私の憧れです。


和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 和風、和物、日本の伝統
ジャンル : 趣味・実用

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学びがいっぱいですよね!

こんばんは!今日は研究会だったのですね。私もこの「円」という字、説明を聞いただけではピンと来ませんでした。久々にみる円の字をじっくりと拝見させて頂きました。「塗香」という言葉は初めて知りました。じっくりと読ませて頂きました。お茶は本当に様々な事を含んでいますよね。学びの宝庫かもしれませんね。

研究会は外せません!

★popyu さま
 おはようございます。
なかなか理解できないことは、少しでも分った時にきちんとこうして残すことにしています。自分の日記なのですから。
自分で思い出しながら、筆で書いてみるというのも大変勉強になるものです。
知らない事を教えていただいたり、これまで自分が納得していたことが間違っていたのかと思うと、はたしてどちらがいいのか心配になってくるものです。
とはいえ、自分をチェックしてみるという意味ではやっぱり研究会は外せません。
 「塗香袋」、そういえば実家の母が以前使っていたというより持っていたことを思い出しました。
お寺で本山参りを檀家に知らせて募集した時母も参加していたのですが、持ち物の点検をしていた時小さな袋を取り出してこれは何に使うのだろうと言っていたものです。その時は何に使うのか分らずにいたように記憶しています。
きっと本山に着いてから袋を取り出して、きっと「塗香」をしたのでしょうね~ようやく思い出しました。
今となっては懐かしい母の思い出です。
popyu さま、いつもコメント感謝申し上げます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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