風の森通信 第663号
雨に濡れた紫陽花
傘をさしての帰り道、紫陽花が雨に濡れていました。
朝から降り続いた雨で、白かった紫陽花もようやく色を付けてくれたのでしょう。
紫陽花にとって雨は水にとかした青い色の絵の具のようなものです。雨が降り続けばもっと濃い青色になってくれるのでしょうか。
今日六月三十日は「夏越祓」(なごしのはらえ)の日。
この半年の罪のけがれを祓い、夏以降の疫病除けを祈願する行事です。
宮城県内の神社でも、大きな茅の輪が作られその中を人々がくぐります。先日のお茶のお稽古で齋藤先生が、厄よけとして和菓子の水無月を食べるものだと用意をされておりました。
今日で一年の半分が過ぎたことになります。
ある意味では大きな区切りの日。
一年のを区切ることで、心身を切り替えるのが古来からの習わしです。今夜寝て明日起きることができたら、また新たな半年が始まるわけです。
明日は七月一日。
今年の七月は私の人生にとって、一つの大きな区切りの月になりそうです。
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