風の森通信 第318号


 仙台では七夕が終わればもう夏はおしまいです。
朝夕の気温も20℃になっていてもう秋の気配。

今年の夏はどんな思い出ができましたか。
それともお盆が終わるまでは、まだ思い出作りの途中でしょうか。
近所の子供たちを見ていると、自分が小さかった頃の記憶が思い出されます。
朝眠い目をこすって出かけたラジオ体操、朝顔で作った色水、浴衣を着て出かけた花火大会、そして子供会の七夕飾り。
プールの水面のきらめき、ジリジリと照りつける太陽の光、庭の木々の間から聞こえてくる蝉の声、大きな向日葵の花、、日焼けした腕や背中、夜のお墓参り、蚊帳の中で蛍を飛ばして見ていたこと、蚊取り線香の匂い、ホウセンカの種飛ばし、父や母に手伝ってもらった夏休み工作宿題、友達からもらったお土産・・・
たくさんの思い出があるからでしょうか、いつもより動き回った夏の終わりはどの季節よりも「夏を惜しむ」という気持ちが強いのかも知れません。
大人になった今でも。

 この季節、家の庭では蝉がたくさん鳴いています。
夕方近く庭に出てみると、ちょうど大きなバラの木の目の高さにアブラ蝉がとまっていて、いいシャッターチャンスです。
カメラと蝉の位置まで約10センチ。鳴くのに一生懸命だったからでしょうかフラッシュで撮ってもびくともしません。
おかげで接写に成功。
近くで鳴き声を聞くと、5センチ程度の小さな体から甲高い音が出てくるものだと感心してしまいます。
相手を求める時というのは、精いっぱい鳴いて存在を示しているのでしょうか。

photo_18081203.jpg

蝉は鳴く時期があるようです。
夏の初めに山形県立石寺で聞いたのがニイニイ蝉。
暑い盛りの時はアブラ蝉、そしてカナカナと鳴くヒグラシは夏の終りの頃に聞くことができます。
時間的にはと言えば、今日の昼過ぎにはお隣の庭でツクツクボウシとミンミンゼミが鳴いていました。夕方の時間は家の庭でアブラゼミ、そしてヒグラシが鳴いています。木が多く植えられているからでしょうか、夕方は10匹以上の蝉が一斉に鳴きだすので、にぎやかとしかいいようがありません。仙台では夏が短いので、アブラ蝉とヒグラシが一緒に鳴くので、他の地域と違った蝉の鳴き声ということになるのかもしれません。
7年もの長い年月をかけて土の中で成長し、地上に出て羽化してから7日から10日間程度しか生きられない蝉たち。
ある意味では、土の中にいる時が生きているということになるのだろうか。
そして地上に出てきた7日間は、子孫を残すための生と死のための時間。
7年に比べてあまりにも短い7日間。
短い時間であっても、一生懸命生きなければという教えなのでしょうか。
でもいろいろな蝉の鳴き声も今年の夏のいい思い出です。

そして虫の声が聞こえてくるのはもうすぐです。



 今日はお盆の時期ということでお茶のお稽古はお休みです。
ちょっと物足りない土曜日。


和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

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 そういわれてみれば仙台に来て、蝉の鳴く時期が短いと感じましたね。夏と秋が短いせいかもしれません。
 まあ地中にいる時期が辛くて樹上で鳴いている時期が幸せと感じるのですが、本当のところは蝉に聞いてみないと分かりませんね。(笑)
 いいブログですね落ち着いていて、又遊びに来ます。

あまりのギャップ・・・

 こんばんは。
本当のところはさてどうなのでしょうか。
7年と7日のあまりのギャップに驚かされます。人間でいえば下積みの生活と花開いた生活ということにもなるのでしょうか?
それもまたどうでしょう。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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