風の森通信 第730号


甘酒


 これは牛乳ではなく酒粕を使った甘酒です。

先日、横浜の親戚の方から板状の酒粕をいただきました。
岡山県にある某酒造メーカーの大吟醸酒粕です。

板状の酒粕の厚さは五センチほどもあります。
色は真っ白で触ってみるとしっとりとしていて、顔を近づけてみると酒の香りが漂ってきます。少し欠片をいただいてみたところ、甘みはさほど感じませんが口の中では酒の香りが広がります。色や香りで判断した限りでは、きっとできあがったばかりの酒粕なのでしょう。
自分で甘酒を作ってみました。
鍋の中に酒粕を砕きます。お湯を入れながらどろどろになるまでしゃもじでゆっくりかき混ぜていきます。
すっかりお湯に溶け込んだ頃、火にかけて自分の好みの甘さまで砂糖を入れていきます。
沸騰させてはうまさや酒分が抜けてしまうので、60℃くらいで火を止めれば一番おいしくいただけるようです。
最後にお塩をほんの少しだけ入れてできあがり。

 甘酒は子供の頃からよく飲んでいたもので、作る度に母から手伝わされたことも思い出します。
それに昔は父がこの甘酒に日本酒を入れ、ドブロクだと言ってよく飲んでいたものです。

湯気が出ている酒粕甘酒をいただいてみるとこれがなかなかおいしいのです。
酒があまり飲めない私は、二杯も飲めば顔が少し赤らんでくるのが分かるくらい酒成分が入っています。
口の中で酒粕の粒を砕きながら飲んでいると、飲み口がよくついつい量が進んでほろ酔い気分にもなってきます。

 ところで「甘酒」は夏の季語です。
江戸時代は天秤棒をかついで甘酒を売り歩く甘酒屋がいたようで、夏場の風物誌となりその名残りとして季語は夏になっています。
今でいう栄養ドリンクのようなもので夏バテによいものとして飲まれていたのでしょう。

 平成の時代での「甘酒」はジャパニーズ・ヨーグルトとも呼ばれ、栄養価の高いものとして評価されているほどです。
酒粕甘酒おいしゅうございました。
今年の雛祭りの楽しい思い出です。


和の学校仙台分校へどうぞ

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美味しそう

こんばんは。千葉は一日雨降りです。

寒いのでこんな日は甘酒など飲んだら温まっていいかもしれません。

昔は甘酒は暑気払いで夏に冷たくして飲んだらしいですね。信州の酒粕をもらったときに作って見た事がありますが、苦くてのめませんでしたe-351

「上手に作れたで賞」を富樫さんにe-343

ありがとうございます。

★さちりんさま
 酒粕がもう無くなってしまって寂しくなりました。
そうそう、今夜は雪は無いのですが仙台は寒い夜になりそうです。こんな時はやっぱりあったかい甘酒が欲しくなります。
ふーふーっと言いながらいただく甘酒!いいですよね~
いつか酒粕をいただくことがありましたら、また私が作ってみたいと思います。
でも夏に冷やしていただく甘酒よりも、雛祭りの頃にあったかくして体を温めながらいただくのがやっぱりいいですね!
是非、できたばかりの酒粕でチャレンジしてみてください。
いつもコメント感謝申し上げます。

酒粕をどこからかいただくととても嬉しそうな私の母。甘酒作りも大好きでお酒が苦手なのに甘酒は大好き。酒粕を焼いて食べるのも好きなようです。

…それに引き換え甘酒があまり得意ではない私…でもお酒は得意です(^^;)

昔は夏に飲んだのですね!(。。)/メモメモ

おはようございます。

★ひっこりさま
 酒粕はもうすっかりなくなってしまいましたが、またいただく機会があったら甘酒を作ってみたいものです。
酒粕を焼いて食べるとは初めて聞きました!〆(o^∇^o)メモメモ
酒粕の板をそのまま焼いただけででいただくのでしょうか?
それとも何か添えるのでしょうか?きっとお酒の甘い香りが漂ってくるでしょうね~ o(^-^)o
私はどちらかといえば昔から日本酒党です。
お酒の量はあまり飲めませんが、高くてもいいからおいしいお酒を飲むのが大好きです。
先日、生まれ故郷山形の出羽桜酒造「一路」という酒をおいしくいただくことができました。少々値段は高いのですがとてもおいしいものでした。「一路」をいただきながら、酒粕を焼いたものをおつまみにしてみたいものです。
最近仙台で甘酒といえば一ノ蔵酒造の「あま酒」がとてもおいしい。米糀だけでつくるのでノンアルコール。やはり昔と同じように夏に冷やしていただくものです。
他に一ノ蔵酒造には「あま酒」に炭酸をいれたような「すず音」というお酒があります。甘くてアルコール度数も低くお母様には喜んでいただけそうなお酒ですよ~(^^)v
コメントありがとうございました。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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