風の森通信 第732号


東北地方太平洋沖地震


 仙台の冨樫です。
無事です。
自宅も奇跡的に無傷です。
壊れたものといえば食器が数枚割れた程度でした。でも無事や無傷といっても外見的にはといったほうが適切かもしれません。
地震発生から今日まで、多くの皆様方からメールやメッセージをいただき感謝申し上げます。大変ご心配をおかけしました。
地震発生の夜に携帯電話のバッテリーが切れてしまい、皆様方から安否確認のメールを頂戴していたにも関わらず返信ができず大変申し訳ありませんでした。

 その日は仕事の外出先でった太白区長町一丁目のビルの中にいて被災しました。すぐに道路に逃げて道路で立ちすくんで約五分間揺れが収まるのを待っていました。道路の両側に立っているビルがギシギシと大きな音が出て、いまにも倒壊しそうな状況でしたがその場は道路の陥没程度で事なきを得ました。
太白区ということもあって幸いなことに津波に襲われることもなく職場に戻ることができました。出先が若林区や宮城野区であったら、自分がこうしてブログを書き込んでいなかったかもしれません。
地震発生から今日まで水道の断水はなかったものの、電気、ガス、通信が途絶えなんとも心細い三日間でした。
昨日ようやく電話回線と光回線が復旧、そして今日は電気が復旧しました。電気が復旧するまでの間の情報源は総て携帯ラジオだけの毎日でした。本日ようやく各地の被災状況を初めてテレビや新聞で確認することができました。以前勤務した宮古市や、友人の多い石巻そして気仙沼などを見て、あまりにも悲惨な状況を見て思わず夢であってほしいとつぶやいたほどです。
亡くなられた皆様方のご冥福を祈るとともに、現在もまだ行方不明となっている多くの方々が、一刻も早く救出されることを願っています。
車のガソリンも無くなりまったく移動ができません。
一刻も早い人命救助を最優先していただきたいと思いますが、あわせて人も物資も動けるよう道路整備も急いで欲しいものです。
それにしても震災当日の夜と昨日の夜の星空はきれいで、いつもこんなに星があったのかと驚かされます。
真っ暗になって初めて知ることができた輝く星の美しさ。

 今回の地震で、日本はこれからいろいろな面で大きく変わっていくように思います。
その一つは「脱原発」です。
このことについては被災状況からみて時期尚早といわれそうですが、あえてこの場を借りて一言述べさせていただきたいと思います。
これまでブログ「風の森通信」で政治・経済・社会についてはあまり触れてきませんでしたが、今回自分に火の粉ならぬ放射線が降りかかってきたわけですから黙って見過ごすわけにはいきません。

東京電力福島原発の事故の関係で、米第7艦隊は十四日午後仙台市付近で救援活動を行っていたヘリコプターの搭乗員から、低レベルの放射線が検出されたと本日発表されました。
私は今日交通手段がなかったので、自転車で自宅と会社の間の十三キロの道を行き来しました。既に私も目に見えない低レベルの放射能をあびていたと考えるには十分です。もっと近くに住んでいるいわきや福島の友人たちにとっては私より深刻な問題です。このような状況下ではいやがうえにも「脱原発」と叫びたいと思います。もし皆様方も放射線をあびたとしたら「原発」をどう考えられますか。食卓に放射能に汚染された食べ物が並んだらどうされますか。
 東京電力が福島県浜通りに原子力発電所を建設し、これまで地震が起きることについては何度も論議され「安全」ということで結論が出された結果がこの有様です。想定外を考慮することが出来なかったことは地震に対する関係者の甘さとしかいいようがありません。経済や環境を優先させ人命を尊重することを怠って原発を作ってきた段階から既に人災だといわざるをえません。
供給電力量が少なくなることにより、計画停電で対処することが大きな問題としてテレビやラジオに流れています。その前に一人一人が原子力発電に頼り過ぎてきた日本社会であったと反省すべきではないでしょうか。そうしていかないと被害者意識しか生まれません。
これまでは私もその原子力発電で得た電気のおかけで、ホームページやブログそしてMIXIなどで楽しんできましたが、そろそろ考え方を改める時期に来ているのかもしれません。具体的には昔からあった「節約・節電」を実践していくことをもう一度考え直したいものです。
「原発」を人間としてどう見るべきか、社会を形成していくうえで本当に私たちにとって必要なことなのか、もう一度基本に立ち返って考えなければならないと思っています。
今回の地震による原子力発電所の事故により、一人一人の意識を変える大きな転換点になるのではないでしょうか。
3月11日、日本が大きく変わる日になるに違いありません。


和の学校仙台分校へどうぞ

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ご無事で何よりでした~。

あまりの被害の大きさにただ驚くばかりです。
本当に 日本人全部で これからどうしていくのか 考える時期がきていますね。

さしあたって 今 自分が何が出来るか 実行に移さないとです。

ご心配をおかけしております。

★white garden さま
 おはようございます。
怪我もなくそして家の損壊もなく元気でやっております。
ご心配をおかけしました。
自衛隊や世界各国の救援隊が続々と到着して活動を始められたとラジオから流れてきています。本当にありがたいことで感謝しております。一人でも多くの方々が救助されることを祈っております。
こちらでは既に電気、水道、通信回線の復旧が済みました。とはいえ極力節電・節水に努めております。
都市ガスだけはまだ復旧となっておらず、海岸線に工場等があるため約一ヶ月程度復旧には時間がかかるといわれています。
それにしても食料品やガソリン等がまだまだ不足している状況です。しかし東京で買いだめが始まっているとのことでしたが、被災地の我々にとっては何ともやりきれません。
被災地へ優先的にまわしていただければと思うのですが誠に残念でなりません。
こちらはしばらく不便な生活を強いられることになりますが、皆で強力をしあい乗り切りたいと思っています。
被災地へのご支援よろしくお願いいたします。
コメント感謝申し上げます。

冨樫さん元気でよかった。こちらは妻も元気でいます。福島も電気が復旧してほっとしています。原発の事故で双葉や大熊から避難されてきた方々のこれからを思うと不安になってきます。どこまで逃げなくてはならないのでしょうか?親戚もいるのでとても心配です。こちらも星がいっぱい見られて夜空が綺麗でした。

良かったです!

★大さま
 無事でよかったです。
なかなか連絡がとれず心配しておりました。そして加賀谷さんはいかがだったでしょうか?
私もいわきに勤務したことがあるものですから、仲間たちの安否がとても心配です。そしてその後の原発の故障に伴う避難でこれからどうなるのでしょうか。
友人たちとは連絡がまったく取れないものですから無事を祈るだけです。
お花見の吟行会も延期せざるを得ないかと思います。
再度連絡させていただきます。
風邪などひきませんように。奥様にもよろしくお伝えください。

安心しました

ご無事とのことで、本当に安心いたししました。
原子力は人間が作り出した最も愚かな技術だと思います。
これをきっかけに、日本を始め世界のパラダイムが変わっていくことを祈るばかりです。
余震や放射性物質飛散等、まだ余談を許さない状況ではありますが、どうぞ安全にお過ごしください。
富樫さんの安全、無事を心よりお祈りしております。

本当にご無事で良かったです・・
律儀な富樫さまからメールの返信がないので心配しておりました。
私も原子力は反対ですが、なくなると経済にも影響があるのでは?
それほど電気に依存しているのですね。
オール電化を推奨していた東電はこれからどうなるのでしょう。

ご無事で何よりです。
本当に良かったです。
いわきの実家も最低限の被害で済み、家族皆、怪我も無く無事です。
今はこれ以上、被害が広がらない事を祈るばかりです。
寒さ、ご不便が続きますが、どうぞご無事でお過ごし下さい。

これからいろいろな問題が山積する事と思いますが、まずは被災者の方々の生活が第一だと思います。
小学生の女の子が親ともまだ逢えず、さぞ心細いでしょうに、こんな目にあって、いままでの生活がどんなに幸せだったか知りましたとアナウンサーに答えていて、この子達の為にも復旧の道をみんなで手探りでも良いから進めて行くお手伝いをしなければとおもいました。

不満も言わず頑張っている皆様が一日も早く立ち直れる事をいのるばかりですね。

ご心配をおかけしております。

★高田さま
 こんばんは。
ご心配をおかけしております。
東北各地の被災地では真冬の寒さとなり雪が降りしきる中、自衛隊や外国からの救助隊の方々によって懸命の救助活動が続けられています。生存者の発見を信じてがれきの下を調べるなど捜索活動が続けられていますが、多くの被災地では遺体が次々発見され、死者の数は増加の一途をたどっています。
そして避難所では救援物資がいまだ届かない状況が続いているようです。
私は仕事があったり、身近な方々への支援も含め少しではありますが動いているつもりですが、自動車のガソリンが無くなってきたり、自分の家の灯油も底をつくなど思うようにいがす歯がゆい思いをしております。
私もできる限り頑張りますので、ご支援よろしくお願いいたします。
コメント感謝申しあげます。

現状からの出発!

★ハンナさま
 こんばんは。
なかなか返信メールが出来ずご心配をおかけしました。
仙台ではまだ余震も続いていて、おまけにこの寒さと原発のトラブルへの不安と厳しい状況下にあります。
地震や津波への警戒も、宮城県沖地震以来ずっと叫び続けられてきたにも関わらず、こうして以前の災害よりも多くの死者を出すなど、これまでの取り組みが何だったのかと思ってしまいます。
原発事故についても、これまで私たちはあまりにも電気(原子力発電)に頼った生き方をしてきていたのか思いしらされます。
福島原発は東京電力所有のものです。その電気は私たち東北の人々が使っている電気ではなく、東京電力管内に住まわれている方々が使われている電力です。供給電力が少なくなったことによる計画停電があるのは当然のことと私は思います。関東の方々にもこの痛みは共有してもらいたいと思うのは間違った考え方でしょうか。
供給できる電力に見合った社会や生活様式というものを作り上げていかなくてはならないと私は思います。それでもどうしても今の生活を変えられないというのであれば、これからは原子力発電ではなく、風力発電や水力・火力発電にもっと力を入れていってほしいと思います。
大熊、双葉、富岡、広野、楢葉そしていわきに住む私の会社の多くの友人達は、今回の避難だけで本当に元の自宅に戻れるのでしょうか。
そのことを思う度に、もう原子力はいらないそして日本には作らないう固い決意が必要だと私は思っています。
コメント感謝申し上げます。

■いつも何度でも (歌 ナターシャ・グジー)
http://www.youtube.com/watch?v=ry_WACFd8Ds&feature=related

心配でございます。

★P子さま
 こんばんは。
ご心配をおかけしました。私は無事に元気でやっております。P子さんもお変わりございませんでしたか?
そしてお父様もお母様もご無事で何よりです。
いわきでも久ノ浜や小名浜でも大変な状況と友人達からメールをいただきました。
会社の同僚たちが心配です。
そして原発のトラブルによる避難でも実に多くの先輩達や後輩たちが避難を余儀なくされています。
これからの第一原発の推移が心配でなりません。
これ以上悪い状況にはなってほしくないというのが願いです。そしてお父様もお母様も避難などしないで済めばと思っています。
コメント感謝申し上げます。

頑張ります!

★さちりんさま
 こんばんは。
テレビのニュースを見る度に、東北地方太平洋地震の死者の数が増えていくのは辛いことです。
いまだに私の会社の同僚やその家族の皆様方の安否がまだつかめない状況です。一人でも多くの方々が生きていて欲しいと祈るばかりです。
あの美しい輝く海や友人達との楽しい思い出も、大切なものをたんさん失くしてしまいそうです。

私の友人の日記に、元気の出る歌が紹介されていました。
気を取り直して
■「アンパンマンのマーチ♪」!
http://www.youtube.com/watch?v=BUGh-7Y5kZA

安堵

ご無事でなによりです!よかったです!

ご心配をおかけいたしました!

★雫さま
 こんばんは。
 あまりにも大きな震災だったことに今更ながら失ったことの多さに唖然としている毎日です。多くの行方不明者の方々が一刻も早く見つかってほしいものです。
私の数名の友人たちも、行方不明になったり避難所暮しをしています。まったく先の見えない現実を思うとやりきれない気持ちが日に日に強くなってきます。
奇跡的に私の家の被害はまったくなく、ライフラインもあと都市ガスの復旧を残すのみとなりました。但し、交通機関の回復がかなり遅れている状況で、通勤時間はいつもの3倍の時間がかかっています。
 いろいろな被災した現場で、実に多くの方々が復旧に取り組んでもらっています。それも東北以外からの支援が多く目につきます。今日は長野や岐阜の車を見つけることができました。余震もまだ続く中不慣れな地理に加え、被害の大きさをもろともせず頑張っていただいている光景を沢山見る度に、ただただ頭の下がる思いです。本当にありがたいことです。
 私の生活の中で、今一番足りないのはといえばやはりガソリンでしょうか。徒歩や自転車での行動になっていて、かなかな直接現場での復旧活動や支援活動ができないのが実情です。
この不便さを思う時、いままでいかに電気や油にお世話になっていたのか思い知らされています。
私ができることを今やるしかありませんが、被災地の一人の人間として復旧に対して何らかの形で関わっていきたいと思っています。
いろいろとご心配をおかけしました。
コメント感謝申し上げます。

生活を見直すとき・・・

ご無事の連絡、本当に安心しました。
ストレス、疲れの出る頃だと思いますので、どうぞお体大事にしてくださいね。

原発の問題は日本全体の問題です。
冨樫さまの記事を読んで、あらためて、
電気に頼っていた生活を見直す時が来ていると痛感しました。

ありがとうございます。

★アスカルさま
 コメントいだきまして誠にありがとうございます。返信が遅れましたことお詫び申し上げます。
既に地震から三週間が経ち、まだまだ心配なことがいっぱいありますが、少しずつ落ち着きを取り戻しているところです。余震もだいぶ収まってきました。
私の住む地域ではライフラインも全て復旧し、ようやく普段の生活ができるようになってきました。これも日本全国各地からご支援をいただいているからだと思っています。家族の方々を残し、遠く東北の地までご支援をいただいている方々そしてご家族の皆様に感謝申し上げます。
東北全体が多くの皆様から助けられているのだと改めて強く感じています。
 生活様式の変化によって実に多くの電気や石油を使っていることを改めてこの地震により知ることができました。
限りある資源の中で、本来あるべき姿に戻っていくしかないように思います。
コメント感謝申し上げます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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