風の森通信 第897号


UIA北海道・東北エリア交流茶会・講演会


・日時 平成25年11月30日(土)午前10時30分~14時00分
・場所 仙台市青葉区 仙台国際センター

 UIA(裏千家インターナショナルアソシエーション)北海道・東北エリア茶会と講演会に参加してきました。
待合では世界各国の若い方々の姿が多いことに驚かされます。


■薄茶席 (和室)

 待合床   人形 「明日への祈り」     阿部貞子製作  

 大震災の復興の風を少女が起こしてくれているのでしょうか。
口元から風が生まれ、その音までもが聞こえてきそうです。 


 床    鵬雲斎大宗匠筆 雲在嶺頭水流澗下

  花       四季桜、西王母
  花入    筒         堤焼      四代乾馬造
  香合    宝珠 左絵馬 相馬駒焼   十四代法橋造

 雲は嶺頭に在りて水澗下(かんか)に流る。
東日本大震災から早いもので千日が経過しました。
被災された方々が一日も早く元の日常の生活に戻れるようにと、祈りを込めて掛けさせて頂いたというお話を席主の先生からお伺いしました。年月が経ってもこうして今も多くの皆様方からご支援をいただいているのだと思うと、UIAの皆様方に改めて深く感謝申し上げます。
師走ともなると忙しい毎日が続くものです。
東日本大震災以来全国の皆様方からご支援をいただいてきました。私たちは職場でそして家庭で復興に向け取り組んできましたが、折々動かぬ雲のように無心に過ごす時間をもまた持たなくてはならないのではと思ってしまいます。
 
  風炉先  常什
  釜     常什
  炉縁    常什
  棚     長板 真      輪島
  水指   光琳松絵     酔行山房  竹軒造     
  薄器   数珠鳩蒔絵大棗         崎田宏造 
  茶杓   円能斎作  銘 心の儘
  茶碗   黒       銘 明光  鵬雲斎大宗匠箱 
                            長左衛門造     
    替    竹に雀の絵             陶苑造 
    替    左絵馬    相馬駒焼     十五代田代法橋造
    替    鼠志野     いの字       佐藤和子造   
   蓋置   竹 淡々齋在判         正玄造     
   建水   菊モール 鵬雲斎大宗匠箱  浄益造 
   御茶   青松の白              大正園詰
   菓子   落葉                賣茶翁製
    器   釣窯利鉢   宗像窯      八代宗像利宏造 

 お道具の中には、被災した地域にお住まいの先生方の作品を数多く拝見することができ、その力強さに心ひかれるものがありました。お席には外国人のお客様も多く、一碗一碗が丁寧に点てられおいしく頂くことができたのです。


■立礼席 (小会議室2)

床    われら求めるもの          リンダベア作

  花       ガーベラ、シダ、手鞠草
  花入    法螺貝              ベトナム
  香合    豹                 バチカンにて


  瓶     銀台付              ウイリアム・スミス造         
  盆     銀                 イギリス        
  薄器   金象嵌               クレダン社      
  茶杓   唐木  銘 翠光
  茶碗   青金彩               メアリー・リッチ造        
    替   貝型                  レオン・スイドン造
    替    女神                 ヘラ・ヨングリアス造
  建水    高麗青磁 
  御茶    松の緑                芭蕉園詰
  菓子    林檎蜜煮 チョコレート     青森、スイス  
  器    銀彩ガラス            イギリス
  莨盆   シガレットボックス        ウイリアム・スミス造

 立礼席では会議室の中に二つの丸いテーブルが置かれ、それぞれのお席でお点前が行なわれました。
私がお茶を頂いたときのお茶碗は貝型のもので、作者は南アフリカのお方と教えていただきました。高台が小さくて見た目には不安定な形でしたが、手にとるとたっぷりとしていておいしくいただくことができました。印象に残るお茶碗そしてお席でございました。
 震災からの復興はまだまだ道半ばです。今回のお席のテーマは「復興」だったと思います。こうして全国の皆様方からのご支援をいただき、あたたかい光をまたこのお席でも見つけることができたように思います。
誠にありがたいことです。

■講演会 (小会議室1)

 お茶会の後は講演会が開催されました。
それに先立ち、UIAの活動や各地域の先生方のご紹介がありました。
講演会の講師は、裏千家茶道専門学校外国人コース講師のブルース濱名先生。演題は「外国人に茶の湯を紹介するときの心構え」で約一時間お話をいただきました。世界各地での裏千家の活動状況のご報告をいただいた後、外国人に対して茶道を指導するときの心構えについてお話をいただきました。
 ・WhyとHowについて
 ・形や型の入り方について
 ・お菓子の作り方について
 ・外国人が考えるお茶事について
外国人だけではなく、私たち日本人にも参考になるお話でした。
会場に入れない方々が出るなど多くの参加者で溢れ、質問も出されて教えられることの多い講演会そしてお茶会でした。


和の学校仙台分校へどうぞ

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仙台市青葉区エージェント:貴殿の記事ダイジェストをGoogle Earth(TM)とGoogle Map(TM)のエージェントに掲載いたしました。訪問をお待ちしています。

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素敵なお茶会ですね。
英語の掛け軸は初めて目にしました。
茶道が広く広がって行く事をねがっております。。。と書かせていただきましたが、日本人なのに茶道のなんたるやも分からず、お恥ずかしい限りです。

ありがとうございます。

★さちりんさま
 英語でのお軸は本当に初めてのことで驚かされました。いろいろなお席があるものでございます。
席主の先生が読み上げていただいたのですが、私は書いてある内容など分からず・・・行頭の文字を繋いで別の言葉が出てくるのではなどと拝見していました(笑)私はそんな程度の拝見しかできなくて・・・トホホです。
でもお菓子とお茶がとてもおいしゅうございました。次回またこのようなお席があったら是非参加してみたいものです。
いつもコメントありがとうございます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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