風の森通信 第907号
お稽古袋
私が裏千家茶道を始めた頃、山田先生からお稽古袋をプレセントしてもらいました。
ちょうど十年前になるでしょうか。
何も持っていなかった私を見かねて、山田先生は着物や帯そして袴地でお稽古袋を手作りで三個も作ってくれたのです。
現在使わせてもらっているのが二代目のお稽古袋。
たぶん着物布を使ったものに違いありません。使い始めてもう三年になります。懐紙や袱紗等あれこれぎっしり詰め込んで、毎週土曜日の午後お稽古に向かいます。
初代のお稽古袋はお気に入りの仙台平でできていました。そのお稽古袋はもうすっかり使い古してしまいましたが、思い出がいっぱい詰まっているのでなかなか捨てられません。
山田先生からはその他にお稽古着を二着、足袋袋等も作ってもらいました。今でも普段に使わせてもらっている事を思えば本当にありがたいことです。
これからも大事に使わせていただきます。
春になったら茶花でも頂きに山田先生のお宅に伺いたいと思っています。
昨日のお稽古は最初に許状の伝達式があり、武田さんと村上さんはそれぞれ一つ上の許状を頂きました。
そんなこともあってお稽古は、真之行台子と台子薄茶点前。
来週は広間での大炉と齋藤先生より予告がありました。