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風の森通信 第911号


雛の席


 広間では七段飾りが私を迎えてくれました。
会うことも別れることも今日一日だけの雛人形。
お花は蝋梅(ろうばい)。
寒く雪の多いこの季節に梅より先に咲くお花です。
だからこそ愛しく感じられる花なのかもしれません。

庭に積もった雪を見ながら、雛段の脇に並んで正座している私です。
あと幾度この雛人形たちと会えるでしょうか。
雛のしもべにでもなって、もっともっと長生きしたいと思ってしまいます。


  「お茶杓の銘は?」

  「采女(うねめ)と申します」 と応えてみました。


嬉しさや楽しさは薄桃色の菱餅、そして萌黄色した干菓子を頂くことができました。
外は快晴、光の春でございます。

 今日は大炉と更好棚を使っての後炭手前そして続き薄茶点前。
焙烙を使っての後炭手前は年に一度のお手前です。
来週はもう三月、お稽古は釣釜と齋藤先生から予告がありました。
寒さもそろそろ底なのでしょうか。 
              

和の学校仙台分校へどうぞ

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去年も確か拝見させていただいたように記憶していますが、斉藤先生のお雛飾りでは?

飾るのもかたずけるのもひと手間ですが、年一回のたのしみですね。

★さちりんさま
 毎年雛飾りを齋藤先生がお一人でやられているようです。
50年近くにもなると、あちらこちらと傷んでくるようようで、補修しながらの雛飾りとお聞きしました。
年に一度の楽しみでありながら、維持していくことも私の務めなのだともお聞きしました。
いつもコメントありがとうございます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大そして、昔からあった美しい東北の四季とそれを彩る催しを発信していきます。ドイツで生まれたVEEH HARFE(ヴィーハープ)演奏にも取り組み、癒しの音色をお届けしていきます。

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