風の森通信 第345号


 四畳半のお茶室はやはり非日常的なところである。
お茶室には必ず床があり、そこに傾きかけた陽の光が差し込めば、神秘的な空間が広がっていきます。

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もうすぐ雪が降ってくるというこの季節、床は一層侘びた風情が漂います。
このような時間と空間に出会えるのは、お茶のお稽古をさせていただいているからこそ得られる至福の瞬間。

 床   西行筆

     寺落葉
           
     勢きてらや人毛可よ者すな利ぬれ者
            も見ちゝ里しくに者のを毛可奈

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せきてらや人も通わずなりぬればもみじ散り敷く庭の面かな
                           (根津美術館蔵)

紅葉の季節も終わり、誰も訪れなくなってしまったお寺の庭はもみじで一面に覆い尽くされます。
そんな時、西行は一人訪れたのでしょう。
齋藤先生はゆっくり二度繰り返してよんでくださいました。
みちのく仙台は今がちょうどその季節です。

  花   紫蘭照り葉と野紺菊
  花入 平清水焼 

今日のお稽古は後炭手前、そして久方ぶりに四ケ伝の中の「台天目点」で、曲げの水差それに象牙のお茶杓がつかわれます。
水差と和物の茶入そしてお茶碗が並べられるので、三つ荘と呼ぶのだと教えていただきました。

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薄茶は丸卓を使った貴人点。
お茶室からは、むいたばかりの干し柿が吊るされているのが見えてきます。

和の学校仙台分校へどうぞ


テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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