風の森通信 第2047号


仙台白百合学園茶道部学園祭茶会


・日時  平成28年9月4日(日) 午前10時~
・場所  仙台白百合学園高等学校 和室

 仙台白百合学園中学校・高等学校の第61回学園祭が開催されました。
今年の学園祭のテーマは“COLORFUL”
グループとしてのまた個人とての個性と才能が、どのように表現させるのかという挑戦の学園祭。
茶道部として掲げたテーマは“結”
茶道部の高橋さんが書いた色紙が私たちを迎えてくれました。

口の部分の白い余白がハートの形にも見えてまいります。
お席では部員の皆様方のどんな“心”が込められているでしょうか。


■香煎席

 床  淡川康一筆  絵賛共   味含秋露

 朝採りの露を含み熟した葡萄のお味はどのようなものでしょうか。
淡川康一氏は宮城の酒 浦霞“禅” の布袋さまの絵の作者。題字は現在のものは瑞巌寺五雲老師、発売当時は逸外和尚。

    花    ほととぎす、白の秋海棠、唐糸草
    花入    萩           陶兵衛造


野からそのままそっと持ってきたかのような花の姿がかわいらしい。


    湯沸  銀瓶         ウォーカーアンドホール社製
    茶盌  デミタスカップ    フェリシモ製

 棚の前面には瑞々しくておいしそうな葡萄の二枚の絵が目を引きます。枠からはみ出た葡萄は豊作の表われでしょうか。描かれたのは茶道部を御指導されている岡崎宗聖先生。

お茶盌も一つひとつ違った絵柄のもので、お客様どうしが見せ合って楽しむことができました。


■薄茶席

 床  泰道和尚筆  清風萬里秋


    花     矢筈芒、秋明菊、宗旦槿、姫ひまわり、秋海棠
    花入   背負籠


    釜    常磐 唐松文      敬典造
    水指   色絵 葡萄絵      祥堂造
    薄器  蜻蛉蒔絵 中次    宗廣造
    茶杓  剛山和尚作  銘 和楽
    茶盌  秋草絵          与し三造
    蓋置  和音硝子         尚男造
    建水  鉄錆釉 六瓢絵    瓢堂造


近づくと葡萄の香りが漂ってきそうです。



秋草絵に向って中次の中に集まった蜻蛉たちに生命力を感じます。



小さな蓋置は色で主張しながらもとてもおしゃれです。


    御茶  芭蕉の白         芭蕉園詰
    菓子  秋の露          白松がモナカ本舗製

秋の風情をお道具などの中にたくさん見つけることができ、今年の秋を満喫することができました。

お点前は三年生の部員が担当されました。

丁寧に心を込めて点てていただいたお茶はとてもおいしゅうございました。


 多くのお客様が色彩豊かで華やいだ雰囲気の中、今年の秋をたくさん感じとることができそしてお茶をとおしてのおもてなしを存分に楽しむことができました。
来年のお席も今から楽しみです。

 仙台白百合学園の校庭を横切り駐車場に行くまで、秋が至るところに訪れていて風が吹き渡ってきます。
清々しい気持ちで校門を後にすることができたのです。


和の学校仙台分校へどうぞ


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No title

毎年楽しみにしている白百合学園のお茶会の様子、今年もUPしてくださってありがとうございます。

結いと読むのか結びと読むのか分かりませんが素敵な文字ですね。

お花もお道具も素敵な物ばかりで見入ってしまいます。

写真を拝見しながらお抹茶が飲みたくなりました。

No title

さちりんさま

 今年のテーマは「結(ゆい)」とお聞きしました。部員全員の心を結び取り組んできたお席ではなかったでしょうか。
 茶道を通して“道・実・学”を学ばれ、その成果発表の場がお茶会です。文化系の茶道部部員としての発表会は、甲子園があるわけでもなく、地区大会や県大会などもありません。唯一発表できる場が学園祭。学園祭のお茶会は1年間取り組んできた結果の集大成。
 私の住む地域で行なわれる数少ない仙台白百合のお茶会は見逃せません。毎年テーマを変えて部員の皆様方のおもてなしを楽しめる機会です。
ご父兄の皆様方、地域の方々そしてOBの方々多くのお客様がおいでになって、一席二十数名ほどだったでしょうか。
私は毎年子供茶道の生徒たちそしてご父兄の皆様方と席入させていただいております。
来年も楽しみです。

いつもコメントありがとうございます。
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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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