風の森通信 第361号


和風


床  秋吉則州和尚筆  和風

 床の色紙は、大徳寺塔頭芳春院現住職秋吉則州和尚筆で、土鈴「亥」の写し。

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亥が勢いよく駆け抜けていく中にも、和やかな風を感じます。
久しぶりに「和」のつく字に出会うことができました。

 改めて「和」というものを考えてみましょう。
和食、和服、和菓子、和歌、和裁、和紙、和暦、和綴、和船、和物、和訳、和名、和音、和学、和気、和琴、和式、和製、和文、和傘・・・
私がこれまで「和」に関するものとしてメモしてきたものです。
もっとたくさんの「和」のつくものがあるのかもしれません。
並べてみると「和」の字を「洋」の字に置き換えても、意味の分かるものが多いことに気づきます。
音読みでは「わ」、訓読みでは「なごむ、やわらぐ」、意味としても「仲のよい、過不足のない、あわせること」といわれています。
総体的に「平和」なイメージが浮かびます。
古い話になりますが聖徳太子の「和を以って貴しと為す」という、 十七条憲法の第一条に記されているのを思い出すことができます。
聖徳太子の時代からすでに千五百年ちかく年月が経っているのに、今でも「和」の精神が受け継がれていることに驚かされます。
しかし、列記した一つひとつのものが無くても、現在生活していくうえではいっこうに困ることはありません。
和食がなくても箸を使わないで済むし、和服を着なくてもよくなってきていたり、和菓子がなくても洋菓子で足りることもあります。
私は「和の学校」仙台分校の会員として、和の文化を皆様方に強要するものではなく、時代の趨勢に逆らうつもりもありません。
私がお稽古させていただいている茶道についても、いつの時代でも近代化の波を経験しながら今に至っているのだと思っています。
特に明治維新を境に、大きく変化してきていることでもうなずけるものが多々あるものです。
こうして時代を経ながらも現代に生き続け、いつの時代にも通用するのが「和」ではないでしょうか。
常に伝統と近代との間に挟まれながら、何が「和」なのかを探していくのも楽しいことなのだと私は思っています。
云いかえれば「和」を知って「和」の再発見といったところでしょうか。

 今日のお稽古は、後炭所望(ごずみしょもう)、茶通箱(さつうばこ)そして更好棚(こうこうだな)を使った総荘り。

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茶通箱は、二種の濃茶をお客様にもてなすときのお点前。
亭主が用意した濃茶と、お客様からいただいた濃茶を点て分けるものと先生に教えていただきました。
今日もまた、箱を持つ両手の動きがぎこちなく四苦八苦なのです。



 明日は急遽、和の学校仙台分校「お茶を楽しむ会」の例会として、山形市清風荘での日釜に参加させていただくことになりました。
一月は、各流派の先生方が初釜のため、東北各県のお茶室では月釜が開催されておりません。
しかし清風荘で日釜の情報が入りましたので、急ではありますが伺うことにいたします。立礼席では表千家の佐藤先生が釜を掛けられるとのこと。
雪を見ながらどんなおもてなしが待っているのか今から楽しみです。

 
和の学校仙台分校へどうぞ

テーマ : 趣味と日記
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

 冨樫 通明  (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)

Author: 冨樫 通明 (仙台市在住 ・ ぎゃらりー風の森代表)
NPO法人和の学校会員、和の学校仙台分校会員。
茶道を中心とした「和の文化」の実践と普及・拡大に取り組んでいます。
昔からあった美しい東北の四季、それを彩る催しなどもお届けしていきます。

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