風の森通信 第2117号
平成三十年 戊戌 (つちのえいぬ・ぼじゅつ)
何よりも、世界が平和であり、災いや病におかされず。
人々が敬い合い、暮らしが豊かであり、平穏でありたいと願う。
自己の大切な宝とはいったい何でしょう。
金銀財宝、信条や理念、大切な私のまこと。
社会や国家にも是というものがあり、国是、社是、学是、、どれもこれも大切なもの。
しかし、それは決して人に押し付けたり、他を抑えつけるべきものではない。
お互いの大切な宝を認め合い、育み合っていくことが幸せの道であろう。自らの宝を見失い、外に向かって追い求める心の姿から解き放たれて、正しい智見をかちえて、良き社会を築きあげて行きたいものだ。
そして、何より大切なこととは、等しく、そして円かに具わる仏心に目覚め、へだてなく、侵すことなく、育み合って生きることにはかならない。
臨齋寺専門道場 阿部宗徹
本年も大崎市岩出山の中森宗和先生から阿部老師の色紙をいただきました。
「無事」
現代社会の中で今一番求めれれていることではないでしょうか。
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